こんにちは、トマトです。
今回は『創約とある魔術の禁書目録9巻』の感想をあげたいと思います。
ただ一言、最高でしたよ。
ちくしょう、よくもやってくれましたよね。
創訳の集大成でしたよ。
とあるシリーズは、時々やってくれますよね。この作品を追っかけていて良かったと思える巻が出てくるんですよね。
新約9巻、新約10巻だったりするんですよね。
今回もそう。創訳になっても追いかけて良かったってなったんですよね。
これがとある魔術の禁書目録だ!!
そう思える作品でしたよ。
前回の内容
『橋架結社』を裏切ったアンナ=シュプレンゲル。
アンナ=シュプレンゲルは、『橋架結社』に命を狙われることになった。
命を狙っていたのは、『橋架結社』だけではなかった。
一方通行率いる学園都市の最新兵器。
アレイスターとアンナ=キングスフォード。
3勢力からアンナ=シュプレンゲルを守る為に上条当麻とアラディアが戦う。
3勢力から逃げる道中に上条さんは、アンナ=シュプレンゲルの人となりを知っていく。
『橋架結社』との交渉材料を手に入れかけるが、『橋架結社』のムト=テーベが持ってきたアリスの力で作った『矮小液体』によってアンナ=シュプレンゲルが倒れる。
上条当麻・アラディア・アンナ=シュプレンゲルによってムト=テーベが倒される。
しかし、『橋架結社』の目的は達成していた。
『橋架結社』の目的の邪魔になるアンナ=シュプレンゲルをムト=テーベが時間稼ぎで学園都市中追いかけまわしていた。
『橋架結社』の目的は、『橋架結社』の救いの対象を決めてくれる存在の復活だった、その存在は、クリスチャン=ローゼンクロイツ。伝説の魔術師だった。
しかし、ローゼンクロイツは『橋架結社』が求めていた人物ではなかった。
ローゼンクロイツは、自儘に暴れまくる男だった。
復活したローゼンクロイツは、『橋架結社』を一瞬で蹴散らす。そして、アリスの頭を潰す。
そんなローゼンクロイツから世界を守る為にアレイスター・アンナ=キングスフォード・木原脳幹が戦う。
上条さんは、アンナ=シュプレンゲルを助ける為にアリスに会いに行く。
あらすじ
①復活したローゼンクロイツは、アンナ=キングスフォードと戦う。しかし、アンナ=キングスフォードは、体が真っ二つになる。上条さんは、ローゼンクロイツと相まみえるが、瞬殺される。
②目を覚ました上条さんは、アンナ=シュプレンゲルは予断を許さない状況だと知る。上条さんは、今の状況を美琴とインデックスに告げる。上条さんは、アンナ=シュプレンゲルを助けるつもりだった。しかし、美琴とインデックスからは同意の声がなかった。
③アラディアもどう動きベきか悩んでいた。そこに5歳くらいの少女を見つける。病気で苦しんでいる少女は、生きることを諦めかけていた。そんな少女に対してアラディアは、魔術を見せる。少女に生きる希望を見せる。
④上条さんは、悩んでいた。本当にアンナ=シュプレンゲルを助けていいのか。その時、青ガミピアスと話す。青ガミピアスの言葉でアンナ=シュプレンゲルを助ける事を決意する。だが、一人で挑んでもアンナ=シュプレンゲルを助ける事ができない。そこにカエル顔の医者の協力があった。
⑤ダイアン=フォーチュンは、ローゼンクロイツやアンナ=シュプレンゲルを調べる為にドイツに向かう。
⑥警備員VSクリスチャン=ローゼンクロイツ。ローゼンクロイツの圧勝で終わる。警備員の心が折れかけた時、上条当麻が到着する。
⑦上条さんとローゼンクロイツの戦いは、ローゼンクロイツの優勢だった。ローゼンクロイツの魔術を『幻想殺し』で打ち消そうとする。しかし、インデックスの助言によってローゼンクロイツの魔術を回避する。インデックスだけではなく美琴や食蜂も上条さんを助けにきた。しかし、ローゼンクロイツには敵わず撤退する。
⑧撤退した上条さんは、アラディア・ボロニイサキュバス・旧き善きマリア・ムト=テーベと合流する。上条さんは、ローゼンクロイツを退ける協力を3人から得る。しかし、ローゼンクロイツの襲撃を受けて『超絶者』達とバラバラになる。
⑨ローゼンクロイツに襲撃された上条さんは、美琴に助けてもらう。美琴と食蜂と合流した上条さんは、二人と共にローゼンクロイツと警備員が戦う防衛ラインに向かう。
⑩第二三学区での警備員VSローゼンクロイツの戦い。学園都市の最新兵器でローゼンクロイツを攻撃するが、全くの無傷だった。一回限りのフラフープを使った一撃も効かなかった。『超絶者』達の猛撃も意に介さなかった。
⑪警備員や『超絶者』の攻撃に飽きたローゼンクロイツは、遠く離れたムト=テーベまで倒してアンナ=シュプレンゲルがいる病院に辿り着く。
⑫病院に辿り着いたクリスチャン=ローゼンクロイツの前にアレイスター=クロウリーが立ち塞がる。
⑬カエル顔の医者は、原因不明の理由で倒れたアンナ=シュプレンゲルを助ける方法を見つけ出す。そして、カエル顔の医者は、迷っているアレイスターに助言をする。
⑭アレイスターVSローゼンクロイツ。アレイスターが倒れてしまう。そして、上条当麻が病院に辿り着く。
⑮ローゼンクロイツをからアンナ=シュプレンゲルを守る為に自ら右手を吹き飛ばす。
⑯上条当麻の右腕から飛び出た竜は、ローゼンクロイツを追い詰めていく。上条さんが出血多量で倒れることを狙って、ローゼンクロイツは逃げる。ローゼンクロイツを逃がさないように美琴・食蜂・ボロニイサキュバス・アラディア・旧き善きマリア・一方通行が動く。
⑰美琴達の妨害もむなしく美琴達が死んでしまう。生き残った旧き善きマリアに対して、ローゼンクロイツは誰を復活するか聞く。旧き善きマリアの選択は、アレイスター・クロウリーと上条当麻を信じることだった。
⑱立ち上がった上条当麻とアレイスター・クロウリーは、ローゼンクロイツをぶっ飛ばす。
⑲戦いを終えた上条当麻は、生き延びたアンナ=シュプレンゲルと再会する。
⑳インデックスやオティヌスは、生きていたローゼンクロイツを殺そうとする。しかし、それは頭部を失ったアリスに妨害される。
㉑真っ二つになったアンナ=キングスフォードが蘇る。
感想
うん。
鎌池先生やっぱり最高だ!!!
というわけで予想外な『創訳ととある魔術の禁書目録』・・・。皆さんどうでしたか???
まあ、予想外?
あらすじ通りのストーリーだったんですよ。
美琴をはじめとする科学サイド。
アラディア達『超絶者』。
上条さんの叫びに応じた『仲間』がいる事が、予想できましたよ!
でも、ねえ。
『神浄の討魔』がでてくるなんて思いもしませんでしたよ。しかも今までみたいに直ぐに消えるのではなくて、長時間も出る何て本当に予想できませんしたよ。
そして、クリスチャン=ローゼンクロイツの正体。これは予想できませんしたよ、
学園都市の最新兵器や『神浄の討魔』。
頭の中で想像するだけでドキドキしてしまうバトルが多いですよ!
創訳9巻はアニメでもみたいよ!
まあ、さらっとあらすじを書きましたけど、実際に読まないと面白さが伝わらない巻ですよ。
序章 頂点の削り合い Zenth_of_the_Magic
相対するアンナ=キングスフォードとクリスチャン=ローゼンクロイツ。
アンナ=キングスフォードが中指を立てて息を吹きかけるだけで、炎が吹き上がる。
それに対してローゼンクロイツは、人差し指から水を出して炎を打ち消す。
ローゼンクロイツは、片手で何かを遮る仕草をするだけで、ロサンゼルス市民を砂に変えたキトリニタスを出す。
アンナ=キングスフォードは、右足で一本の線を引いてキトリニタスを遮る。
うん。今までの魔術戦とレベルが違いますよ!!
アレイスターでも霊装を使って魔術の底上げをしていたのに、このレベルになると霊装は、使わないのか!
高レベルの戦いの隙にローゼンクロイツは、違う術式を使っていた。
死んだアリスを動かしてアンナ=キングスフォードの頸動脈を引きちぎった。
意識を失いながらもアンナ=キングスフォードは、自身の死によって目覚める者達がいると言い残す。
その様子を見ていた上条当麻は、怒りながらローゼンクロイツに殴りかかる。
ローゼンクロイツは、上条さんが持っていた『矮小液体』を砕く。
そして、上条さんを瞬殺する。
ローゼンクロイツ強さすぎですよ!
ローゼンクロイツとアンナ=キングスフォードの戦いは、レベルが高い。アレイスターと木原脳幹も参戦できない。
上条さんとの戦いは、瞬殺。
本当に今までの敵とは、格が違う感じですよね。
ローゼンクロイツとどう戦っていくのか気になりますよ。
そしてローゼンクロイツは、暇つぶしに神装術に深入りしすぎた『超絶者』を殺そうとする。
第一章 スタンスを決めろ Right_or_Wicked.
目を覚ました上条さん。上条さんの横には、目を覚まさないアンナ=シュプレンゲルがいた。
美琴とインデックスに今の状況を説明する。
上条さんは、アンナ=シュプレンゲルを助けようとするが、インデックスや美琴から同意の声がなかった。
そして
「アンタは命を狙われる。この病院にいる患者や先生達についても全員危ない目に遭う可能性だって否定はできない。何の罪のない人達を大勢巻き込んでまで、体を張ってあの悪女を守らなくちゃいけない理由なんてあるの?」
そうなるよね。
外部から見たら、上条さんがアンナ=シュプレンゲルを助ける理由がありませんもんね。
だって、一度殺されかけてますもんね。
それに、ロサンゼルスでも大暴れをしている。
そんな悪女を罪の無い人達を巻き込んでまで助ける理由がありまんよね。
アレイスターは、上条さん達を病院に届けてから限界が来た。
アンナ=キングスフォードの死にアレイスターは、喪失の痛みの耐えることができなかった。
アレイスターが凄いと思える人物に会えたのに死んだ。
本当にアレイスターの人生は、過酷すぎですよ。
まじで、報われない人生を送ってますよね。
クリスチャン=ローゼンクロイツに対して何も行動を起こせなかったアレイスターに木原脳幹は、彼が行動を起こすまで待っていた。
この二人?の関係好きですよ。
木原脳幹がアレイスターを何も言わずに信じている関係が好きですよ
アラディアも悩んでいた。自分がどう動くべきか。
そんな時に見つけたのが、病気で苦しんでいる少女だった。少女の手には、魔女が描かれた絵本だった。
少女は、魔女なんていない。奇跡なんて起こらないと絶望していた。
アラディアは、キャンデイーをカラスに変えて猫に変化させた。
「世の中に、不可能な事なんかない」
「そんな『壁』の存在なんて、このわたくしが許さない。生きるための希望を置いていくわ。もし本当に魔女の世界に興味があるなら、闘病の果てにこのわたくしを捜してみなさい」
「夜と月を支配する魔女達の女神。魔女に憧れる全ての人を守り導く存在よ」
アラディア優しいですよ!!
そして、魔術があれば少女を救えるかもしれないのに、生きる希望を置いていくんですよね。
アラディアには世界を変える力はない。力があるなら魔法名を名乗っている。だから、別の神の姿と性質を着こなす『超絶者』を名乗った。
アラディアにも魔法名を名乗ろうとした時期があったんですね。
どうしても許せない事があった。だから、魔術の世界に入った。
アラディアの過去が気になるよ。
上条さんも悩んでいた。
アンナ=シュプレンゲルを助ける事が正しいのか。
その時、青ガミピアスに声をかけられる。
上条さんは、青ガミピアスに尋ねる。
「もしもだよ。正しい事をしても正しくない事をしても、どっちみち絶対に誰かが傷つくとしたら。青ガミピアスはどうやって、どこへ向かう?やっぱり正しい側でいたいとか、多くの人を助けられる道を取るとか、まあ基準は色々あるとは思うけど。」
「そりゃ一択やろ、可愛い女の子が笑ってくれる選択肢」
青ガミピアスは、即答するんですよね。
女の子が笑ってくれる選択肢ってふざけずに即答するんですよね。
善悪とかものさしなんて関係ない。自分の萌える心に訴えられるかどうか。
これが青ガミピアスの答えだった。
これで上条当麻は、自分がどこにでもいる普通の高校生という事を自覚した。
目の前の人を助けるのに誰かのお断りなんているのか。
このやり取りをするのが上条さんと青ガミピアスなのがいいんですよね。
新約9巻の無限地獄の中で上条さんを糾弾したのが青ガミピアスなんですよね。
人助けをしたいのなら、月の裏側でやってくれと。
新約9巻では、上条さんの心をえぐったのが青ガミピアスなんですよね。
それが創訳9巻では、上条さんが拳を握ってもいいんだと決めれたのが青ガミピアスの言葉なんですよね。
まじで、良かったよ!!!
なんだかんだ上条さんと青ガミピアスって親友なんだって思わせるシーンでしたよ。
でも、上条当麻は悩んでいた。
本当にそんな理由で他の誰かを巻き込んでもいいのかと。
上条当麻一人では、アンナ=シュプレンゲルを助ける事ができない。協力が必要。
思い悩む上条当麻の前にカエル顔の医者が近づいてきた。
そして上条さんは、己の醜さを全て吐き出した。
全てを吐き出した上条さんは、カエル顔の医者の前に、膝から床に崩れ落ちる。
対して、カエル顔の医者はいつも通りに言う。
長々とした理由なんて言わずに助けてと言えばいいと。
医者で良ければ、僕にできる事は全部やる。
かっけェェェェェェェェェェ!!!!
まじで、ここのカエル顔の医者好きすぎるですよ。
目の前に病人がいれば、どんな悪人だろうが助ける。
医者としても誇りが助けないという選択肢を選ばせないんでしょうね。
そして、カエル顔の医者が助けると言えば絶対に助かるんですよ。
ならば、上条当麻ができることはなにか????
クリスチャン=ローゼンクロイツを倒す。
第二章 それはまるで年輪のような Open_War_1stDefense_Line.
第12学区で警備員とローゼンクロイツが戦っていたが、警備員は瞬殺された。
まあ、『超絶者』を圧倒するローゼンクロイツが警備員なんて相手になりませんよね。
ローゼンクロイツの強さに絶望した警備員の前に上条当麻が来た。
だが、ローゼンクロイツの興味はペットショップのTVに変わる。
猫が苦しんでいるから人間を全部殺そうと考える。
うん。まじでローゼンクロイツの考えが理解できないよ。
ローゼンクロイツの魔術『プネウマなき外殻』。これは、世界最古となる各種死因に関わる道具を出し、それぞれに由来する絶大な攻撃を吐き出す物体。
『プネウマなき外殻』を使うかと思いきや、何も使わずに上条さんを攻撃する。
未知な攻撃に対して、何もできない上条さん。
まじか。
そこにインデックスの避ける指示があった。
ローゼンクロイツの戦いに駆け付けたのは、インデックスだけではなかった。
インデックスの10万3001冊の知識では、ローゼンクロイツには届かない。
食蜂操祈の『心理掌握』も効かない。
これも分かっていたけど、きついなあ。
この面子でも10秒も持たない。
ローゼンクロイツ強すぎですよねぇ。
ローゼンクロイツの強大な一撃で上条さん達が倒されたかと思ったが、美琴の支援によって撤退に成功する。
撤退した上条さんの前にいたのは、『超絶者』のアラディア・ボロニイサキュバス・旧き善きマリア・ムト=テーベだった。
一番火力のあるムト=テーベを中心に作戦をたてる。
この時の『超絶者』が可愛いんですよね。
上条さんに褒められて照れるムト=テーベ。
それに嫉妬して苛立つアラディア達。
うん。今まで恐ろしかった『超絶者』が可愛くみえたんですけど・・・。
作戦を立てている時にローゼンクロイツの襲撃が来た。
ローゼンクロイツの一撃に対して旧き善きマリアは、魔術によって真正面から受け止めた。
やっぱり、『超絶者』は別格ですよね。
回避一択だったローゼンクロイツの攻撃を受け止めるんですよね。
完全に受け止められたわけでは、ありませんでしたけど。
今までは、受け止める事すらできなかったんですよ。
上条さんは、美琴と食蜂と合流する。
無線機からの連絡によって第12学区の防衛ラインが、突破されたことを知らされる。
第3章 踏破 Cut_a_Road_to_Allover_the_Goal
次に第2防衛ラインとなる第23学区に向かう。
第23学区では、学園都市の最新兵器。白井黒子、固法先輩、ボロニイサキュバスがいた。
食蜂とボロニイサキュバスのやり取りが良かったんですよね。
二人のキャラ、被っているんですよね。
金髪巨乳。
個性的な喋り方。
大人顔負けの魅惑のボディーを持っている食蜂。でも、中身が子どもなんですよね。
そんな食蜂に対して余裕たっぷりの大人のお姉さんのボロニイサキュバス。
こんなに取り乱して敗北力を出している食蜂をはじめてみたよ。
それにしてもボロニイサキュバス。
彼女の魔術が協力なんですよね。
『コールドミストレス』・・・人間の快楽を苦痛に変える魔術。
これは、対象者の硬さなんて関係ない魔術なんですよ。
だからローゼンクロイツにも有効。
でも、一回限りの手札。どのタイミングで使うかが重要なんですよね。
ムト=テーベは、第3防衛ラインで待機していた。
第3防衛ラインにある兵器も取り込んでいた。
そして、ムト=テーベは第3防衛ラインからも攻撃をしようとしていた。
ムト=テーベの魔術は、学園都市との相性が抜群ですよね。
兵器の影を取り込んで自身の魔術の範囲内で操る事ができる。
兵器なんてそこらへんにあるから簡単に戦力をあげる事ができるんですよね。
第2防衛ラインに現れたローゼンクロイツ。
学園都市の兵器の一斉砲撃と同時にボロニイサキュバスの『コールドミストレス』が発動する。
それでも、ローゼンクロイツは、無傷だった。
やっぱりそうですよね。
この程度で倒れるローゼンクロイツでは、ないですよね。
学園都市の統括理事長である一方通行の攻撃をは、まだ終わってなかった。
『フラフープ』。世界最大規模の粒子加速器が解放され、絶大な威力を持つ電子ビームがローゼンクロイツに放たれる。
・・・『フラフープ』!!!!
今までの兵器との火力が違いますよ。
流石のローゼンクロイツにダメージ負わせる事ができるよね。
と思っていた時はあったんですけど、ローゼンクロイツは無傷。
学園都市の奥の手を使ってもローゼンクロイツにダメージを与える事ができない。
まじで、この化け物を止める事ができるの??
アラディアと旧き善きマリアが現れる。
旧き善きマリアは、トリビコスと呼ばれる実験器具にローゼンクロイツを閉じ込める。
トリビコスは、この世界に存在したに死や破壊すらオモチャとして自由自在に操る旧き善きマリアの魔術。
トリビコスに閉じ込めても600秒しか時間を稼ぐことができない。
ローゼンクロイツは、今までの学園都市や『超絶者』の戦闘に飽きてしまう。
第3防衛ラインまで一気に突破する。
がちで、ローゼンクロイツ強すぎですよ!
学園都市の最新兵器や『超絶者』が束になっても傷すらつける事ができないなんて。
ムト=テーベなんて戦闘もろくにしないで敗北する。
まじで、どうやってローゼンクロイツを止めることができるんだよ。
ローゼンクロイツの前にいたのは、エイワス。
エイワスは、椅子に座ってお汁粉を飲んでいた。
ここで、シュールな笑いくんの????
あのくちばしで缶を飲んでるんだよ。それにお汁粉。
まじで、アニメでみたいよ。
エイワスは、ローゼンクロイツを煽ってアレイスターに託した。
ここで、アレイスターが来たよ!
そうだよね。魔術サイドのトップクラスの実力を持つ『超絶者』でも相手にならないローゼンクロイツ。
『超絶者』以上の実力者と言えば、アレイスター・クロウリーぐらいしかいないですよね。
死すら乗り越えて大悪魔の身体を乗っ取った『人間』アレイスター・クロウリー。
規格外の化け物には、規格外の『人間』ぐらいしか対抗できないよね。
アレイスターとローゼンクロイツは、相対する前にカエル顔の医者にも動きがあった。
ありとあらゆる検査をしても何にも異常が見つからないアンナ=シュプレンゲル。
アンナ=シュプレンゲルの抜けた髪の毛を見てある事を気がつくですよね。
今抜け落ちたはずなのに髪の毛は傷んでいる。
血がアンナ=シュプレンゲルの体組織を攻撃していると推測した。
ならば、やることは簡単。
輸血によって全ての血を入れ替える。
うん。流石はカエル顔の医者ですよね。
まじで、医療に関して右に出る物がいない。
木原唯一が助ける方法を諦めた木原脳幹。
魂だけの存在になったリリス。
そんな存在を治療したカエル顔の医者。
彼は、魔術サイドではアリスしか救えないと言われているアンナ=シュプリンゲルを治療したんですよね。
アンナ=シュプレンゲルを救い出したカエル顔の医者の前にアレイスターがいた。
自分の手から離れた学園都市の為に死力を尽くして何になると。
そんなアレイスターに対してカエル顔の医者の答えはシンプル。
「『彼』が喜んでくれるんじゃないかな?」
分かっているよ。
分かりすぎているよ。
アレイスターの事を理解しすぎですよ。
なんと言えば、アレイスターを奮い立たせることができるのか。
答えは、簡単。
上条当麻が喜ぶ。
うん。
アレイスターと木原脳幹のやり取りも好きでしたけど、カエル顔の医者とのやり取りの好きですよ。
アレイスターとローゼンクロイツの戦い。
アレイスターは、自分とローゼンクロイツがいる空間の位相をずらした。
位相をずらして火花が他人に散ることを防いだ。
アレイスターサラッと凄い事やっているよ!
コロンゾン戦の時は、火花を自分に当てる事で他の誰かに火花が散る事を防いでいたけど、今は位相をずらす事で防ぐのか。
アレイスターも成長しているのかよ。
アレイスターは、コロンゾンの力を使ってローゼンクロイツに攻撃をする。
ありとあらゆるものを黒く腐らせる死の風を。
それすらもローゼンクロイツには通用しない。
でも、アレイスターはローゼンクロイツの力の秘密に気が付いていた。
ローゼンクロイツは、土地から支援を得ていた。
力の秘密を知られてローゼンクロイツは、狼狽える事もなくアレイスターを倒す。
アレイスターですらやられるのかよ。
しかも、苦戦する事もなく。
だが、アレイスターもローゼンクロイツが『超絶者』を狙う理由を言い当てる。
自分を復活させた『超絶者』なら自信を死滅させる方法も知っているはず。だから、『超絶者』に自分がやられる前に『超絶者』を倒そうとした。
なるほど。
確かに考えてみるとそうなんだよね。
あんなに強くて気ままなローゼンクロイツが『超絶者』に固執する理由。
自分を殺せる可能性があるからなんですよね。
そして、アレイスターの狙い。
自分がローゼンクロイツを倒す。
これが目的ではなかった。
上条当麻が最後の瞬間に間に合えばいい。
上条さんを信じて自分は時間稼ぎに徹底した。
アレイスターは、上条さんならアンナ=シュプレンゲルを助けられると信じていたんだよ。
御坂美琴。
食蜂操祈。
インデックス。
オティヌス。
学園都市の兵器。
アンナ=キングスフォード。
『超絶者』。
ありとあらゆる戦力がローゼンクロイツに立ち向かって倒された。
本当に上条当麻にできることは全てしたのか。
上条当麻が出した答え。
美琴に右腕をぶっ飛ばしてもらう。
そう、『神浄の討魔』なら、ローゼンクロイツを止めれるかもしれない。
ここで、『神浄かの討魔』がでるのかよ!!!
予想できなかったよ。
それに『神浄の討魔』は我慢ができなかった。
『幻想殺し』が無かったら出てくるつもりだったんですよね。
第4章 中心点にて Deal_and_Struggle.CRC
ローゼンクロイツは、『神浄の討魔』の事を知っている口ぶりなんですよね。
この世蝕む病巣を見つけては、自然と目を覚ます。そして、不要になれば棺の中に戻る。
う~ん。
『幻想殺し』の事を硝子の器と表現していたんですよね。
そして、『神浄の討魔』の事は、世界を治す妙薬。
これは、オティヌスも考察していた事ですよね。
あくまで薔薇十字の視点による『幻想殺し』の解釈なんですよね。
上条さんが右肩から飛び出しているドラゴンを差し伸べる。デコピンのような一撃が、ローゼンクロイツをぶっ飛ばす。
やっと。
やっとだよ。
ローゼンクロイツに一撃を与えたよ!!
上条さんが手に入れたドラゴンの力は、時間制限がある力。
この力は、圧倒的なんですよね。
・意思を持たない生物のみならず世界の全てを従える。あらゆる物体をが上条さんの攻撃を回避する。
・金縛り。
・透明化。
・一度だけダメージを肩代わりする。
・ローゼンクロイツが無意識に魔術を発動させる。しかも自分に牙をむく魔術。
・気象操作
・上条さんが咀嚼したものをブレスとして吐き出す。
は?
なにこの化け物。
強すぎですよ!
何年か前に『とある科学の超電磁砲』で出てきたドラゴンの詳細がありました。
この時もチートだと思っていたんですけど、実際にドラゴンが暴れている描写を見ると、めちゃくちゃ強いですよ。
確かにこんな強さだとローゼンクロイツと戦えますよね。
ローゼンクロイツの一撃もドラゴンによって防ぐ。
上条さんは、薄れゆく意識の中でも戦う理由は、変わらないんですよ。
小さい少女をかばっている青ガミピアス。
アンナ=シュプレンゲル。
大切なものを守る為に戦う上条さん。
でも、右手から大量の血を出して戦う上条さんにタイムリミットがある。
このままだと埒が明かないと判断したローゼンクロイツは、逃げる。
それを黙って見過ごすわけがない。
病院から逃げようとするローゼンクロイツに量産兵器が病院に押し戻す。
一方通行が学園都市の兵器を使ってローゼンクロイツを病院に押し戻したんですよ。
統括理事長として学園都市の住である上条当麻を守ろうとする一方通行。
こんな形で一方通行が活躍したよ!
これがきっかけで傍観者だった美琴達が動く。
食蜂操祈とボロニイサキュバスが上条さんが意識を失わないようにサポートする。
アラディアが自身の魔術の準備をする。
旧き善きマリアがローゼンクロイツを煽る。
美琴が超電磁砲を放つ。
彼女達のサポートがローゼンクロイツを逃がさない。
上条さんが迫る。
これで上条さんが勝てるのかと思ったら、ダメでしたよ。
美琴・食蜂・アラディア・ボロニイサキュバスが死んでしまった。
『復活』を使える旧き善きマリアだけが生き残る。
そこまでしてもローゼンクロイツには勝てないのかよ。
しかも美琴達は、倒れてしまう。
まじかよ。
ローゼンクロイツは、旧き善きマリアに選択を強いる。
誰に対して『復活』を使うのか。
誰を生き返らせてもローゼンクロイツには、勝てるわけがない。
そんな中で、旧き善きマリアが選んだことは。
信じることでしたよ。
きた!!!!
そうだよ。
あのアレイスターが簡単にやられるわけがないよ。
何度も何度に失敗したアレイスターが、たかが敗北ごときで諦めるわけがないよ。
立ち上がったアレイスターは、大悪魔のコロンゾンと守護天使のエイワスの力を借りる。
旧き善きマリアが信じていたのは、アレイスターだけではなかった。
上条当麻が立ち上がった。
上条さんも立ち上がるよね。
一方通行は、上条さんが右腕をぶっ飛ばした時に科学の天使と魔術の悪魔が上条さんのサポートをしていた。
動かなくなった上条さんの心臓を再び動くようにした。
上条さんとアレイスターは、同時に走り出す。
「ローゼンクロイツ。お前がどんな無慈悲な現実だろうが」
「ああ、この世界をどれだけ壊したところで」
「もしお前が、俺達には誰も助けられないって言うなら」
「そうだ。善人も悪人も等しく助かるのはおかしいなんて言うのならば」
「「まずは、その幻想をぶち殺すッッッ!!」」
くそ、熱い展開だよ。
神浄の討魔
二人の人外が並び立つなんて最高ですよ。
上条さんに憧れたアレイスター・クロウリー
上条当麻。
二人の「幻想をぶち殺す」を聞けるなんて最高でしたよ。
ローゼンクロイツのとの戦いを終えて病室で目を覚ました上条さん。
大量に血を流した上条さんに血を分け与えたのが、アンナ=シュプレンゲルだった。
上条さんの胸の中でなくアンナ=シュプレンゲルに対して上条さんは、言う。
多くの頼れる人が、アンナ=シュプレンゲルの為に命を懸けて戦ってくれる。
『王』なんて捜して世界をさまよう必要がない。
ちくしょう。
マジでこのシーンは、最高ですよ。
あのアンナ=シュプレンゲルが自身の本音をさらけ出すなんて思いもしませんでしたよ。
そして、ローゼンクロイツ。
インデックスとオティヌスが生き残ったローゼンクロイツにトドメをさそうとしていた。
しかし、アリス=アナザーバイブルがローゼンクロイツを殺す。
え?
アリスが生きていたの???
しかも首から上が無い状態。
怖えええええええ。
ホラーかよ。
確かにインデックスやアレイスターが分かっていないアリスが頭を潰されて死ぬとは思えないよね。
そして、ローゼンクロイツの正体。
それは、ヨハン=ヴァレンティン=アンドレーエだった。
ヨハンは、薔薇十字伝説の捏造者だった。
クリスチャン=ローゼンクロイツという伝説が一人で歩いてしまった。
クリスチャン=ローゼンクロイツの名前を貶める為にその名前を名乗った。
クリスチャン=ローゼンクロイツは、他の『超絶者』と同じで役を騙った偽物。だから、『超絶者』に有効な『矮小液体』を真っ先に破壊した。
『薔薇十字』の末裔であるアンナ=シュプレンゲルを狙ったのも自身の正体を知られたくなかった。
『超絶者』の全滅も己の弱さや目的を知られたくなかった。
『幻想殺し』すら通用しないローゼンクロイツの魔術は、炭素の操作。
『幻想殺し』で打ち消すことができなかった理由、それは常にダイヤモンドが膨らみ続けていたから。
まじかよ。
あんな強者感のあったローゼンクロイツが薄っぺらくなってきたよ。
他の『超絶者』と同じで役の名前を騙った偽物だったんかよ。それでも、あの強さなんだよね。
全てを明かされたローゼンクロイツは、アリスに殺された。
それにしてもアリスの正体。
本当に何者なんですかね。
何がともあれアリスが生きていて?良かった
まだ、上条さんと仲直りする展開があるよね。
あの別れ方は、本当にきつかった。
上条さんとアリスのやり取りをもう一度みたいよ