こんにちは、トマトです。
今回は『スパイ教室短編集5巻』の感想をあげたいと思います。
いやあ、まさかのクラウスの過去のエピソードでしたよ。
クラウスが『焔』に加入した理由。
クラウスが教え方が下手糞な理由。
色々と分かる短編集でしたよ。
クラウスだけじゃありませんよ。
なんと、『焔』の面々も見れるんですよ。
今まで描写が少なかった『焔』。
そんな『焔』の活躍を見れるなんて思いもしませんでしたよ。
特に好きなのが『煽惑』のハイジですよ。
恐ろしい能力を持っているなんて思いませんでしたよ。
あらすじ
プロローグ『炬光』
①『炬光』のギードは、ディン共和国首都近郊の街にいた。目的は『塵の王』と呼ばれいる少年。ギードは、『塵の王』と戦う。『塵の王』の実力を認めたギードは、『塵の王』を『焔』に加入する。『塵の王』は、クラウスと呼ばれるようになる。
1章 『燎火』表 Ⅰ
②クラウスは、『陽炎パレス』で過ごす事になった。しかし、クラウスは『陽炎パレス』の生活に対応できてなかった。
③『煽惑』のハイジは、フェロニカから伝言をギードに伝える。その内容は、クラウスを任務に連れていくことだった。任務の内容は、ギャングの殲滅だった。
④クラウスは、一人で30人余りいたギャングを殲滅した。ギードは、クラウスを一人で帰らせて、残った仕事をする。
⑤『癘魔』は、9歳の少女の人殺しを命令する。しかし、少女は人を殺すことができなかった。
⑥クラウスは、『癘魔』に襲われる。『癘魔』によってクラウスが殺されかける。ギードがクラウスを助ける。
⑦クラウスは、今回の任務を終えて『焔』のメンバーとして認められる。
2章 『燎火』表 Ⅱ
⑧クラウスが『焔』に加入してから1年、クラウスはギードに鍛えてもらっていた。フェロニカは、クラウスに『死なない技術』が足りない事を指摘する。そんなクラウスに『炮烙』のゲルデが『死なない技術』を教える事になる。
⑨ゲルデは、クラウスに『死なない技術』を教える一貫でゾーム・ミュラー議員を調べる事になった。
⑩ゾームがいる工場に潜入したクラウス達。ゾームと緊密な関係にある工場の主ラドンをマークする。ラドンの仕事仲間に合衆国のスパイがいた。クラウスは、スパイを襲撃する。
⑪スパイを倒したクラウスとゲルデ。ゲルデは、クラウスの軽率な行動を叱る。そして、クラウスを置き去りにする。そして、ゲルデはミュラーと接触する。
⑫クラウスは、工場で働いている人と話す。クラウスは、話を聞くたびにもっと話を聞きたいと思うようになる。しかし、クラウスはラドンが襲撃されて事を察知する。
⑬ラドンを襲撃した男とクラウスは、戦う。襲撃者は、優勢だった。クラウスの虚をついた一撃が勝敗を決める。
⑭クラウスは今回の一件で『焔』のこと、スパイのことが分かり始めた。
3章 『燎火』表 Ⅲ
⑮フェロニカがパーティをしようとする。その食事の準備をするようにハイジに命令されるクラウス。
⑯クラウスは、ルーカスと出会う。ルーカスは、パーティの軍資金をカジノで増やそうとするが、有り金全部すってしまう。お金を用意する為にピュマル王国に行く。
⑰ピュマル王国での仕事は、ビュマル王国のスパイと連携してクーデターの阻止をすることだった。クラウスとヴィレが一緒に行動をする事になった。
⑱ヴィレの活躍でクーデターの情報を手に入れる。ビュマル王国は、クーデターを実行しようとしている人を殲滅することで、クーデターをおさめようとする。
⑲ルーカスは、ビュマル王国に報告していないクーデターの活動家に接触していた。活動家は、ルーカスのアドバイスでクーデターを起こしていた。そして、クーデター犯がクラウスとヴィレが倒していた。
⑳ルーカスは、クーデターを中途半端な形で終わらせることを狙っていた。その結果、ビュマル王国の国王が政治から撤退した。
㉑今回の一件でクラウスの事を気にいったルーカス達は、マルニョース島で鍛える事になった。
4章 『燎火』表 Ⅳ
㉒クラウスは、ハイジと一緒に龍沖に行くことになった。今回の任務は、極東諸国の軍人が政権奪取の動向を掴むことだった。
㉓龍沖でCIMのネイサンと接触する。クラウスとネイサンは戦い始める。ネイサンは強くクラウスを圧倒していた。ハイジが二人の戦いを止める。
㉔ネイサンは、クラウス達からフェロニカの状態を聞き出そうとする。ハイジは、自身の能力を使ってネイサンに対抗する。しかし、ハイジの能力に身体が蝕まれていた。クラウスは、ハイジの身体を気遣ってネイサンにフェロニカの状態を告げる。
㉕今回の一件でハイジはクラウスの事を認める。
第5章 『焔』より愛をこめて
㉖ギードは『暁闇計画』の阻止をする為に『蛇』に加入していた。そして、ギードは『焔』を差し出す。
㉗クラウスは、再びビュマル王国に行く。極右結社『K93』の拠点がある離島『氷露庭園』に侵入する。そこで、国籍不明のスパイ『桜華』と接触する。
㉘『氷露庭園』に『蛇』の『銀蝉』がウイルスをばらまく。クラウス達は、感染する。
㉙クラウスがウイルスに感染してから数十時間後。クラウスは、アタッシュケースを見つける。そこには、ハイジの髪の毛と「汝は清く生きたものーーー『煽惑』のハイジ」と書かれた紙があった。全てを悟ったクラウスは、覚悟を決める。
㉚クラウスは、『焔』の面々に教えてもたった技術で『銀蝉』を倒す。
㉛クラウスは、陽炎パレスに戻る。そこには『焔』のメンバーの死体があった。『焔』を殺した人間に復讐するために、『灯』を結成する。
感想
いや~。
想像以上に面白かったですよ。
今まで描写が少なかった『焔』のメンバーの活躍を見る事ができましたよ。
分かっていたけど、『焔』のメンバー強すぎですよ。
圧倒的な戦闘能力を持つギード。
不死身の二つ名を持つゲルデ。
天才双子のルーカスとヴィレ。
音楽で人を支配するハイジ。
そんなメンバーをまとめるフェロニカ。
こんな化け物だらけの面子に鍛えられたクラウスももちろん化け物でしたよ。
小さい頃から軍人相手に食料を奪っていたクラウス。
それをギードが認めて『焔』に誘うんですよね。
そこからクラウスは、『焔』のメンバーに鍛えられるんですよね。
戦闘技術は、ギードとゲルデから学んだんですよ。
そして、クラウスと言えば
「極上だ」
「このお遊びには、いつまで付き合えばいい?」
この言い回しを口にしてた人物も『焔』にいたんですよ。
それがルーカスとヴィレですよ。
クラウスの口癖は、『焔』の先輩メンバーによるものだったんですね。
それに『焔』が『灯』のメンバーに関わっているのも分かりましたよ。
ジビア達を助けたのは、クラウスとギード。それにヴィレ。
グレーテの父親と接触していたのはゲルデ。
それに、『鳳』のメンバーもいたんですよね。
クラウスと戦っていましたよ。
なんとクノーですよ。
出会った当初は、クラウスとクノーで体格差があってクノーが優勢だったんですよね。
クラウスがクノーの隙をついてなんとか勝てたんですけど、クノーは本当に強かったですよ。