メリーバッドエンド

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薔薇十字団(ローゼンクロイツ)

とある魔術の禁書目録で新しい敵?として出てきたアンナ=シュプリンゲル。

彼女と守護天使エイワス、二人が所属していた古き魔術結社『薔薇十字団』が出てきました。

 

今回は、『薔薇十字団』について調べてみました。

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概要

 薔薇十字は17世紀初頭にドイツで活躍していた魔術結社です。その活動は、ヨーロッパ全土に広がっていました。

 開祖は『クリスティアンローゼンクロイツ』です。

 薔薇十字団は、古来からの錬金術や魔術を使う事で人々を助ける事を志していました。

 特にこの薔薇十字団が刊行した匿名作者の4つの基本文書は、当時は人気がありっました。そして、その影響はいまだに残っており、薔薇十字団の流れを汲む組織や薔薇十字団員と自称する人物も、少なからず存在していると考えられています。

 1614年に刊行された「全世界の普遍的かつ総体的改革」というパンフレットと、その付録だった「薔薇十字団の伝説」、翌年の1615年に刊行された2冊目のパンフレット「薔薇十字団の信条」、1616年に刊行された小説「化学の結婚」を指しています。これらのパンフレットや書籍の中では、1484年に死んだといわれる開祖ローゼンクロイツの復活が予言され、人々を死や苦しみから解放する地上世界の実現を目指す薔薇十字思想が表現されていたといいます。いずれも興味深い神秘学の専門書であるだけでなく、ヨーロッパの精神史にとっても、思想的・文学的な意味で非常に大きな影響があったと考えられています。

 しかし、16世紀後半になると魔女狩りなどが盛んになり歴史から消えてしまいます。

 

薔薇十字団結成の秘話

 薔薇十字団は、神智学とユートピア思想を奉ずるメンバーによって創設されたと言われています。始まりは開祖ローゼンクロイツの名前にちなんだ「Rosen Kreuz友愛団」として結成されました。そして、「薔薇十字団の同志」と呼ばれるようになりました。

 これが後に『薔薇十字団』と呼ばれるようになります。

 神学者であるヨハン・バレンティンアンドレーエが『薔薇十字団』のメンバーを指名したと言われています。

 薔薇十字団が刊行した4つの文書は、すべて彼が手がけたことが判明しています。また、開祖ローゼンクロイツ自体も架空の存在であり、すべてアンドレーエが創り上げた空想だったことがほぼ確定しています。

 

薔薇十字団の規則と思想

 薔薇十字団には、次のような6つの規則があると言われています。

①無報酬で病人を治すこと
②滞在する土地の習慣に従うこと
③毎年1回「聖霊の家」に集まること
④自分の後継者を決めること
⑤「R・C」という文字を印章とすること
⑥1世紀以上、薔薇十字団の存在を秘密にしておくこと

 


 この6つが規則です。薔薇十字団の思想は、万物には調和が存在すること、そして調和が乱されるのは悪魔によるものと考えています。そして神聖なる数字を追究することによって、完全性を目指していました。

 

まとめ

 『薔薇十字団』は、人々の助けになることをしていたらしいですね。

 そして、6つの規則にある『1世紀以上、薔薇十字団の存在を秘密にしておくこと』。

 こちらが気になりました。

 とある魔術の禁書目録の世界では、もう1世紀以上が経っています。

 『薔薇十字団』が出てきてもおかしくはありません。

 今のところは、アンナ=シュプリンゲルとエイワスの二人?だけですが他にも出てきても驚きはしません。

 特に『クリスチャン=ローゼンクロイツ』と『ヨハン・バレンティンアンドレーエ』。この二人は、何かしらの鍵を握っていそうです。