こんにちは、トマトです。
今回は『創訳とある魔術の禁書目録8巻』の感想をあげたいと思います。
前回の内容
超絶者の要であるアリスの紹介によって領事館に来た上条さん。
上条さん殺害派であるH・T・トリスメギトスは、上条さんを殺害しようとしました。
上条さんとH・T・トリスメギトスの実力差があって、上条さんは手も足もでなかった。そこに旧き善きマリアが上条さんを助ける。
旧き善きマリアとH・T・トリスメギトスの戦いがぶつかる瞬間、アリスが二人を止める。
上条さんを助けられなかった旧き善きマリアと上条さんを殺そうとしたH・T・トリスメギトスに罰を与えようとした。
上条さんは、それを拒む。アリスの機嫌を損ねた上条さんは、アリスとぶつかる。
アリスの召喚するグリフォンと上条さんを助けに美琴をはじめとする上条さんの仲間が助けにくる。
上条さんのアリスを止めたい気持ちは届かずアリスは去ってしまう。
そして、アレイスターによってフィルム缶にされているアンナとアラディアを助けてしまう。
その結果、アンナの命を奪おうとする学園都市と超絶者。そして、アレイスター勢力の3勢力に狙わることになりました。
いや~。
マジで絶望的ですよね。
たった一人で魔術サイドを敵に回せる超絶者。
魔術師の頂点・アレイスター。魔術の始祖であるキングスフォード。
1つだけでもやばいのに3つの勢力が同時に狙ってくる。かなりやばいですよね。
上条さんの勢力は、
『三倍率の装填』の魔術を使うアラディア。
『悪女』アンナ=シュプレンゲル。
こっちもかなりの規格外ですけど、それでも絶望的な状況は変わりません。
上条さん一行はどう切り抜けのか!
というわけで簡単にあらすじをまとめました。
①アンナを狙う勢力に一斉に攻撃を受ける上条さん達。学園都市の未知のテクノロジーの一斉射撃が来たかと思ったらキングスフォードの接近。キングスフォードは、アンナが召喚したエイワスをぶつける。そして、超絶者のムト=テーベ。ムト=テーベを学園都市の戦車に乗って逃げる。
②上条さん達は、アンナ=シュプレンゲルが隠した超絶者の情報を得るために学園都市15学区に向かう。
③H・T・トリスメギトスは、アリスを傷つけた上条当麻・裏切り者のアンナ=シュプレンゲルにムト=テーベ。彼女のサポートにボロニイサキュバスをぶつける。
④アレイスター勢力は、キングスフォードの案内によって倒すべき者の場所に向かう。
⑤ボロニイサキュバスの魔術によって上条さん達の居場所に向かったムト=テーベとの戦う事になった上条さん達。上条さん達は、ムト=テーベに一撃を与えて逃げる。
⑥翌日、上条さん達は、遊園地を経由しようとするが、巨大な水路に阻まれる。立ち往生しているとムト=テーベに見つかってしまう。周りを配慮しないムト=テーベをキングスフォードが立ち塞がる。
⑦キングスフォードの出現によって恐怖がぶり返したアンナ=シュプレンゲルが怯える。アラディアが空を飛ぶ魔術を戦車に使って空を飛ぶ。
⑧派手な逃走を学園都市勢力に見つかり、攻撃される。学園都市勢力から逃げ出して、アンナ=シュプレンゲルも落ち着きを取り戻す。
⑨第15学区のシネコンに着く。シネコンにあるデータベースから超絶者の目的を確認していく。
⑩ムト=テーベが上条さん達の前に現れる。ムト=テーベは、一人では来ずに新たなアラディアも来た。そこで、『橋架結社』の真実に気が付く。
⑪ムト=テーベは、対超絶者特化の『矮小液体』を使いアンナ=シュプレンゲルに当てる。
⑫上条さん・アラディアは、アンナ=シュプレンゲルを助ける為にアリスところに向かう。それを拒むムト=テーベ・新アラディアとの戦いがはじまる。
⑬旧アラディアVS新アラディア。今までの戦いによって旧アラディアは、疲弊していた。同じスペックだから、疲弊している旧アラディアが押されていたが、上条さんの介入で新アラディアが倒される。
⑭巨大な戦艦を操るムト=テーベ。彼女に押される上条さん。しかし、旧アラディアの妨害。自身の夢を思い出したアンナ=シュプレンゲルの妨害によって、ムト=テーベを倒す。
⑮ムト=テーベを倒すことができた上条さん達。しかし、ムト=テーベの目的は『橋架結社』の儀式を完成させる為の時間稼ぎだと気が付く。
⑯キングスフォードは、『橋架結社』が産み出そうとしている存在がクリスチャン=ローゼンクロイツだと告げる。
⑰一方通行は、『橋架結社』の儀式によって召喚される者に誰をぶつけようか悩む。
⑱復活したクリスチャン=ローゼンクロイツは、『橋架結社』を全滅させて、アリスの顔面をつぶす。
⑲クリスチャン=ローゼンクロイツとキングスフォード・アレイスターがぶつかる。
感想
今回も面白かったよ!!
アンナ=シュプレンゲルの意外の一面が見れて良かったよ。あの悪女に可愛いと思うなんて思いもよりませんでしたよ。
それにアラディアもいいよ!
アラディアも初登場時とは違う印象が変わったよ。
そして、『橋架結社』の目的がクリスチャン=ローゼンクロイツの復活。ここで、クリスチャン=ローゼンクロイツがでるのか!まあ、アンナ=シュプレンゲルが出てきた時点で、どこかしらで関わるとは思っていたけど、『橋架結社』の復活させたい人物だとは、思いませんでしたよ。
序章。
学園都市・超絶者ムト=テーベ・キングスフォードの3勢力が襲い掛かる。ここで、どう逃げるのか。本当にハラハラしましたよ。
まず、学園都市の10両以上の戦車が上条さん達を囲む。アンナ=シュプレンゲルが、上条さん・アラディアを突き飛ばす。
次に、アンナ=キングスフォード。キングスフォードに脅えながらも、エイワスを呼びだす。キングスフォードにエイワスをぶつける。
ムト=テーベ。ムト=テーベは、アンナ=シュプレンゲルを倒せる『矮小液体』を持っていた。『矮小液体』を戦車に盾にして、やり過ごす。
うん。まあ、逃げれるんだろうとは思っていたよ。でもね、魔術を使わずに逃げるなんて思いもよりませんでしたよ。
流石にアンナ=シュプレンゲルは、キングスフォードに脅えていましたね。初っ端から切り札のエイワスをぶつけたんですよ。あのアンナ=シュプレンゲルが余裕すら見せずに、脅えながら切り札のエイワスを出す。本当に切羽詰まった感じでしたよ。
そして、ムト=テーベ。ムト=テーベの『矮小液体』には、戦車に隠れてやり過ごす。学園都市の戦車は、ネットワークを介して動いている。そこをアンナ=シュプレンゲルは、R&Cオカルティクスで得た情報を用いて、戦車を乗っ取りました。
戦車を奪っちゃたよ!アンナ=シュプレンゲルは、敵だと恐ろしいけど、味方になるとくそ頼りになりますよ。
今までの上条さんの仲間だと、ここまでできる人はいないと思いますよ。あの包囲網から無傷でやり過ごせる人間は、そういませんよ。
無事に逃げ出した上条さん達。
3つ巴の状況から超絶者を脅迫することだった。アンナ=シュプレンゲルがR&Cオカルティクスの魔術データベースがある第十五学区。そこに、R&Cオカルティクスと交渉できる情報がある。上条さん達は、第十五学区に向かう事になった。
第一章。
学園都市全域に戒厳令が敷かれた。物資が調達できなくなる前に、物資を買う為にディスカウントストアに来た。
ここで、色んな物を買う事になるんですけど。アンナ=シュプレンゲル。本当にあんたは、悪女だよ。
だって、捕まえた魔女にHな事をするゲームを上条さんに買わせようとするんですよ!!
こんなのアラディアが見たらめちゃくちゃきれるやつですよ!
アラディアもアラディアで面白いことしているんですよ。アラディアは、人魚姫の登場人物に共感しているんですよ。しかもその人物が、人魚姫とかではなく、人魚姫に足を与えた魔女ですよ。流石、魔女の中の女神様って感じですよ。
買い物を終えて、戦車で移動する上条さん一行。上条さんは、貧血で気を失いました。まあ、振り返って見ると上条さんは、全然休めていないんですよね。
クリスマスには、サンジェルマンウイルスによって、病院送り。
年末には、超絶者によって何度も死の境目を行ったりと。
休めてないんですよね。そりゃ、ぶっ倒れのも仕方ないですよ。
一方、アレイスター勢力。
なんで、そんなことができるのかは、キングスフォードは誰でも使える認識疎外の魔術と人払いの魔術を使っただけ。
やっぱりキングスフォードもアレイスターやメイザースと同じで基本の魔術を極めていますよね。
アレイスターは、キングスフォードに倒すべき者に向かうように言いましたね。
ムト=テーベは、ボロニイサキュバスの魔術を使って上条さん達の居場所を特定しましたね。ここの二人の会話が怖かった。
ムト=テーベが遠回しに処刑専門の自分が、上条当麻がいるアンナ=シュプレンゲルの下に向かうと言っても。
「だから何の話?」ってきょとんとするんですよね。上条さんやアラディアとは戦う理由がないから戦わないけど、アンナ=シュプレンゲルは別。
救済条件から外れている人間だったら知らないって冷たいんですよね。
そして、ムト=テーベが上条さん達とぶつかる。
ムト=テーベの魔術は、『自分の影』と接触した兵器の影を取り込み、その兵器を展開する術式。
取り込んだ兵器は、腕・肩・太もも等の体の外側から展開され、白い影のようなシルエットになります。
強いな、戦車などの影を取り込んで展開をする。科学サイドの学園都市では、最悪すぎる魔術ですよ。学園都市の兵器がムト=テーベと交戦するたびにムト=テーベが強くなるんですよ。ファイブオーバーとか吸収すると、一部とはいえレベル5の能力を再現したり、Eq.DarkMatterを吸収したら『未元物質』を使う。がちで、脅威ですよね。
ムト=テーベの魔術を分析して、的確に対処していくアンナ=シュプレンゲル。まじで、味方になると頼りになりすぎるよ。
そして、戦車の砲弾をムト=テーベにぶつけて、逃げる。
第二章。
ムト=テーベから逃げた上条さん達。
アンナ=シュプレンゲルとエイワスが話していましたね。
エイワスがアンナ=シュプレンゲルの事を理解している感じでしたよね。
それにしても、『法の書』についての新しい情報が出ましたね。
エイワスがローズの身体を通して、アレイスターに『法の書』の知識を与えました。では、その知識はアンナ=シュプレンゲルの持っていたものでしたね。
ブライスロードの戦いで『黄金』が、破滅に向かわないようにアンナ=シュプレンゲルが、与えた知識でしたね。しかも誰にでも読める形で。
でも、正しい読み方はまだ誰にも分からない。
これは、アンナ=シュプレンゲルの性格の質でそうなったのか。
それとも、アレイスターが書き換えたのか。
気になる所ですよね。
翌日、第十五学区に向かうが、道中で大きな水路に阻まれましたね。
立ち往生している時にムト=テーベに追いつかれた。
ムト=テーベは、強大なレーダーを使って上条さん達を索敵してました。そのレーダーが魔術とは関係無い人にも影響が出た。
それを許せなかったキングスフォードが、ムト=テーベとぶつかりました。
そして、コロンゾンの肉体を使っているアレイスターも参戦しました。しかも、コロンゾンの魔術を使って。
ええ!
アレイスターがコロンゾンの魔術を使うの!!
ガチでやばいよ!
現代魔術の基礎を築き上げたアレイスターに大悪魔のコロンゾンの魔術。めちゃくちゃ強いじゃないですか!
一方、キングスフォードを見たアンナ=シュプレンゲルが、めちゃくちゃ狼狽えました。
戦車を操作するアンナ=シュプレンゲルが動けない。
そんな状況を打破する為にアラディアが取った行動が、戦車を空を飛ばした。
ここめちゃくちゃ笑いましたよ。
だって、破廉恥な格好をしている魔女のアラディアが、戦車を箒のようにまたがって空を飛ぶんですよ。これに笑わない人はいないと思いますよ。
そして、アンナ=シュプレンゲルとキングスフォードの関係。これも気になりますよね。あのアンナ=シュプレンゲルが狼狽えるんですよね。何があったのか気になりますよ。
でも、派手に飛んだから学園都市に見つかってしまいました。
なんとか、学園都市からも逃げ出せて、アンナ=シュプレンゲルも落ち着きを取り戻しました。
泣いているアンナ=シュプレンゲルに可愛いと感じましたよ。あの傲慢不遜なアンナ=シュプレンゲルが、子どもみたいに泣いていた。
意外な一面が見れましたよ。
第三章。
第十五学区に向かう途中で、上条さんとアンナ=シュプレンゲルが二人で話しましね。そこで、アンナ=シュプレンゲルは自分が望んでいることを告げましたね。
自分という悪性を縛りつける『王』。そんな存在を待っている。それが、アンナ=シュプレンゲルの求めているものでした。
それを聞いた上条さんは、アンナ=シュプレンゲルに色々と聞きたいことがあったが
「いれば良いな、そんなやつ」
って言いました。
ここのシーン創訳8巻でも好きなところですよ。ここで初めて上条さんがアンナ=シュプレンゲルを理解しつつあるんですよね。ほとんどの人間が、アンナ=シュプレンゲルを理解することを止めて殺すモードに入っている中、上条さんは理解していく。
これが、上条さんって感じですよね。
第十五学区にあるR&Cオカルティクスのデータベースにたどり着いた上条さん達。そこで、『橋架結社』の目的が判明しましたね。
超絶者の救済対象が微妙に重なりつつ、一致しない。誰かが誰かを守ろうとすると、別の超絶者が死守しようと削りとってしまう。
これは、創訳6巻や創訳7巻みたいなことですよ。
上条当麻を救済するボロイサキュバス・旧き善きマリアとアラディアやH・T・トリスメギトスがぶつかった。まあ、アラディアやH・T・トリスメギトスは『橋架結社』の目的の邪魔になるという理由だった。
誰を助けつべきか?そんな答えをたった一人の人間にゆだねる事にした。
その為に、『橋架結社』全体で儀式で産み出すことにした。
その存在の名前をアンナ=シュプレンゲルが話そうとした瞬間、ムト=テーベが襲撃する。
ムト=テーベと一緒に襲撃に来たのは、なんとアラディアでした。
今まで上条さんと行動を共にしたアラディアとそっくりなアラディアが襲撃に来ました。
ここで、超絶者の正体が判明しました。
超絶者とは、ある儀式の為の材料にすぎなかった。女神アラディアや賢者トリスメギトスを求めていなかった。そういう色や形をした存在でした。そして、アラディアやトリスメギトスと名乗る存在が『救済条件』を思い浮かべる。そして、ある存在を生み出す。
それが、超絶者の正体でした。
だから、アラディアなどの超絶者について、インデックスやオティヌス・アレイスターなどの魔術サイドの実力者がその存在を知らなかったのか。つい最近に超絶者が出てきたから、魔神もその存在を知らなかった。
そして、ムト=テーベが『矮小液体』をアンナ=シュプレンゲルにかけました。上条さんは、アンナ=シュプレンゲルをかばおうとする。しかし、アンナ=シュプレンゲルが上条さんを押して自分から『矮小液体』に当たりにいきました。
悪女なるアンナ=シュプレンゲルは、自身の最後の最後まで誰かの嫌なことをする。それがアンナ=シュプレンゲルでした。
動かなるアンナ=シュプレンゲル。上条さんは、アンナ=シュプレンゲルを助ける事を諦めつつありました。
しかし、そんな中諦めなかったのが上条さんと一緒に行動をした旧アラディアでした。
旧アラディアは、アリスならアンナ=シュプレンゲルを助ける事ができる。その小さな希望が上条さんを奮い立たせました。
ここの地の文が好きなんですよね。
顔も名前も知らない何者かが自分の都合で創った善悪に縛られるな。わずかでも迷う事があるなら、自らの胸に手を当てて己の胸に聞け。本当に必要な事はきっとそこに収まっている。
そうだ。
どこにでもいる平凡な高校生は顔を上げて
「そんな幻想は、俺が欠片も残さずぶち殺す!!」
汝の『意志』で行動しろ、と。
たとえ立場が分かれても。確かに、一人の少年の中にはそんな力が宿っている。
もうね、ここの地の文でめちゃくちゃ盛り上がりましたよ。
ここで、ある人物を思い出しましたよ。それは、オティヌスとアレイスターですよ。
オティヌスは、世界中の悪意を向けられてました。オティヌスは、自身の目的の為なら仲間を騙して、世界を創り変えようとしてました。世界中の誰もがオティヌスを殺そうとしていました。
上条さんは、オティヌスと何度も戦う事でオティヌスの事を理解して、オティヌスに善意がある事を知りました。
それが、上条さんがオティヌスを守る理由になりました。
それに地の文に書いてあったことで思い出したのが、
汝の欲する所を為せ、それが汝の法とならん
アレイスターの『法の書』を連想しましたよ。
第四章。
ついにはじまった上条さん・旧アラディアVSムト=テーベ・新アラディア。
アラディア通しの戦い。二人の戦いは、互角だった。スペックが同じだった。しかし、すぐにその拮抗は、破られた。
旧アラディアは、12月31日からゆっくりと休めることがなかった。1月2日には、H・T・トリスメギトスに致命傷になるダメージを受けている。そんな旧アラディアには、疲労が溜まっていた。
旧アラディアに分が悪いと思われたが、上条さんの手助けにより新アラディアが倒れた。
ここ熱かったよ!
上条さんがアラディア通しの戦いに介入しても、アラディアの見分けがつかないと思われていた。
だが、上条さんが新アラディアを迷いなく一撃を入れらえたのには理由があった。それは、旧アラディアの右足首の巻かれたダクトテープ。
それが、上条さんがアラディアを見分けた方法でした。
アラディアが上条さんの事を信頼していたのが良かったよ!
上条さんなら見分けがつくと信頼していたんですよね。
上条さんの拳が当たれば、決着がつくと信じていたんですよ。
アラディアは、確かに疲労を蓄積していた。だが、疲労以外にも蓄積していたものがあった。それが、上条さんとアラディアの重ねた経験と思い出でした。
新アラディアを倒した上条さんとアラディア。
二人は、協力してムト=テーベを倒す。
兵器に関しては、アラディアが。
ムト=テーベに関しては、上条さんが。
ムト=テーベは、本気で戦う。奥の手の『デッドフェニックス』を使う。
兵器のサイズを現物大から変える、兵器の影からその知識を取り込む、といったことができるようになる。
段々押されていく上条さん。上条さんが倒されると思ったが、アラディアによってムト=テーベが劣勢になっていく。
アラディアが足場となっている兵器を壊していく。
追い詰められるムト=テーベだが、『デッドフェニックス』を使い近くの兵器を取り込もうとする。
しかし、別の光によってムト=テーベは、兵器の影を取り込むことができなかった。
理由は、簡単だった。
アンナ=シュプレンゲルが新しい光を生み出して、ムト=テーベの魔術を防いだ。
アンナ=シュプレンゲルは、薄れゆく意識の中で自身の本当の願いを思い出す。
自身の悪性を縛る『王』を欲していた。では、なかった。
王となるべき者に正しい教育を施たかった。そうすれば、今ある世界がより良い方向に向かうと信じていた。
そうエイワスに指摘された。
自身の望みを思い出したアンナ=シュプレンゲルは、このままで死ぬことはできない。自身の教え子である上条さんを守る為に、最後の力を振り絞って上条さんを助けようとする。
エイワスは、いいところ持っていきますよね。アレイスターの時といい。アンナ=シュプレンゲルの時といい。
召喚した者のことを見透かしていますよね。
召喚者の望んでいる事を把握しているんですよね。
最後の手段を防がれたムト=テーベは、上条さんに倒される。
ムト=テーベを倒した上条さん達だったが、超絶者の目的が達成されていた。ムト=テーベと新アラディアの目的は、儀式を済ます為の時間稼ぎでした。
超絶者は、儀式によって復活させた存在。それは、クリスチャン=ローゼンクロイツだった。
ええ!
ここで、クリスチャン=ローゼンクロイツがでるの!
アンナ=シュプレンゲルが出てきた時点で、ローゼンクロイツが出るとは思っていたけど、超絶者が復活させようとしていたのは予想できなかったよ。
一応、過去の記事で薔薇十字団の事を書いてあるので、読んでみてください。
超絶者が復活させたクリスチャン=ローゼンクロイツ。彼が、超絶者の道を示すと思われていた。
だが、そんなことはなかった。
復活したクリスチャン=ローゼンクロイツは、超絶者全員を吹き飛ばして、アリスの顔面を潰す。
そんな時に現れたのが、アレイスター勢力。
キングスフォードはアレイスターが言った倒すべき者の場所に向かっていた。その倒すべき者とは、クリスチャン=ローゼンクロイツだった。
クリスチャン=ローゼンクロイツを倒す為に
コロンゾンの肉体を持つアレイスター・クロウリー。
AAAを扱う木原脳幹。
アンナ=シュプレンゲルを圧倒するアンナ=キングスフォード。
魔神すらを倒せる三人?が倒せるか怪しいクリスチャン=ローゼンクロイツとの戦いがはじまる。
一方通行は、その様子を見て、自身が出せる戦力を考えていた。
一方通行っていうか、クリスチャン=ローゼンクロイツに出せる戦力あるんですかね。
たった一人でも魔術サイドに匹敵する実力を持つ超絶者が瞬殺するクリスチャン=ローゼンクロイツに出せる戦力なっていないに等しいですよ。
候補として挙げられるのが、上条さん。
復活したクリスチャン=ローゼンクロイツが『幻想殺し』で消せたらいいんですけど。そう簡単にはいかないですよね。
もう一人が、上条さんと同じ特異な右手を持っている上里翔流。上里の『理想送り』で新たな天地に飛ばせるとは思えないんですけど、クリスチャン=ローゼンクロイツに何かしらの一撃を与えると思うんですよね。
後は、魔神やフィアンマ。
どうクリスチャン=ローゼンクロイツと戦っていくのか楽しみですよ。