こんにちは、トマトです。
今回は『スパイ教室11巻』の感想をあげたいと思います。
うん。まじで最高でしたよ。
10巻では、ライラット王国の現状が分かりましたよ。
革命が起きない国ライラット王国。
それは、ライラット王国の国民がガルガド帝国を恨むように教育されていた。
そして、クラウスすら勝てないかもしれないと言われてるニケ。
彼女の強さを分からさせられましたよ。
遠くから敵意を向けただけでも気づかれる。
存在を隠さなければならないスパイなのに堂々と人前に姿を出す。そして、国民に慕われている。
革命を起こそうとしている秘密結社すら仲間に引き入れる。
まじで今までの敵とは、別格ですよ。
そんなニケにサラが捕まってしまった。
もうね、10巻の終わり方が絶望的なんですよね。
絶望的な状況の中でも希望がありましたよ。
モニカとティアですよ。
この二人ならなんとかしてくれるんじゃないかと思って読んだ11巻。
最高でしたよ!!!
1年の間に成長したモニカがめちゃくちゃカッコイイですよ。
モニカの成長は、止まることを知らないですよ。
あらすじ
①ライラット王国の任務がはじまる前にリリィとモニカは、二人で会っていた。モニカは、フェンド連邦での告白したことについて話していた。今まで通りに振る舞ってくればいいとモニカは、言う。
②エルナは、サラがニケに倒される夢を見て起きる。
③エルナは、ジビアと合流していた。エルナは、自身の現状を報告する。
④ニケは、アイオーンとキルケに命令する。『LWS劇団』の連中を連れてこいと。
⑤新生『義勇の騎士団』のアジトでエルナは、指示を出していた。しかし、『義勇の騎士団』の活動の仕方は問題ばかりだった。
⑥エルナ・アネット・ジビアは、『LWS劇団』の探し方を話し始める。『LWS劇団』は普通の探し方では見つけることができない。
⑦アイオーンは、ニケがくれた『LWS劇団』の情報が隠されている事に気が付く。ニケは、国内にいる秘密結社にスパイがいる事を告げる。そして、アイオーンは秘密結社を2~3潰そうとする。
⑧ジビアは、エルナがアルバイトをしていたガブリエル弁護士に会う事を提案する。ガブリエル弁護士は、『LWS劇団』について知らないようだった。ジビアは、エルナが真面目な学生だと証明する為に人助けをする。
⑨ジビアは、各地で人助けをしていた。そんなジビアにエルナは不安を覚える。ジビアも焦っていた。捕まったのは、サラだけではなかった。リリィも捕まっていた。
⑩ジビアが人助けをしていた理由。それは、『LWS劇団』側からジビアを見つけてもらうことにした。そして、一番怪しいのがガブリエル弁護士だった。ガブリエル弁護士は、『LWS劇団』に関わりを持つ人間だった。ガブリエル弁護士の紹介で『LWS劇団』の2代目団長・スージーに会う事ができた。
⑪アイオーン達は、エルナ達を罠に嵌める用意ができていた。
⑫ジビア達は、革命を起こす為に国王親衛隊から協力者を引き込もうとしていた。その会議の中でニケの名前が出た瞬間にエルナが意識を失う。
⑬エルナは、ニケに心を折られていた。スージーは、エルナに気を使ってお風呂の提案する。スージーが『焔』のルーカスとヴィレの知り合いと知る。
⑭心が折れているエルナに助っ人が現れる。モニカとティアだった。
⑮エルナとティアは、美術館にいた。目的は、国王親衛隊のウディノ中佐だった。ウディの中佐と交渉するが、ニケによって妨害される。
⑯ニケは、エルナ達を美術館におびき寄せたと思っていた。しかし、エルナ達の狙いは別にあった。ニケとモニカを戦わせることだった。
⑰モニカVSニケ。二人の戦いはモニカの優勢だった。そして、モニカの秘武器『付焼刃』で倒す。しかし、ニケの部下タナトスによってモニカが捕まる。
⑱ライラット王国では、ニケを助ける為に現政権を倒す動きがあった。
⑲中央収容所では、モニカとリリィが再会していた。
⑳クラウスは、『蛇』のボスと会っていた。『蛇』のボスの正体はライラット王国の王族フェルディナン=シャルルだった。
㉑ティアは、疑問に思っていた。何故ルーカスとヴィレの革命が失敗に終わったのか。
㉒ルーカスとヴィレの革命が失敗に終わった理由。それは、『LWS劇団』に裏切り者がいた。その正体は、アルチュールだった。
感想
めちゃくちゃ面白かったよ!!!
エルナ・アネット組に加わったジビア。3人の目的は『LWS劇団』。しかし、『創世軍』が探しても見つけられない秘密結社。
エルナは探す手段が見つからずヤケになっていた。
だが、ジビアは違った。
エルナがアルバイトをしていたガブリエル弁護士に目を付けました。
ここでガブリエル弁護士?とは思いましたよ。
ガブリエル弁護士は、ジビアの『LWS劇団』についての質問に対して知らないと一点張りでした。
そりゃそうですよね。
そして、ジビアはボランティア活動を提案しました。
なんでここでボランティア??
全く『LWS劇団』とは繋がっているようには見えませんよ。ジビアは何を考えているのか分かりませんでしたよ。
各地でボランティアをするジビアの意図が分からずエルナは焦りました。
ジビアも焦っていました。
グレーテからの報告でリリィが拘束されたときた。
リリィが捕まったのか??
う~ん。
あの策略家のグレーテからの報告なんですよね。何か裏がありそうな感じがするんですよね。
リリィがわざと捕まったのか。
それともリリィに変装したグレーテが捕まったのか。
きになりますよね。
ジビアがボランティアをする理由。それは、『LWS劇団』に見つけてもらうのが目的だった。『LWS劇団』が仲間にしたいと思わせる。それが、ジビアの狙いでした。
ジビアらしいですね。体力自慢のジビアらしい方法ですよ。
そして、怪しい人物にたどり着きました。それは、ガブリエル弁護士。
ガブリエル弁護士は、反政府活動をしているのかしていないのか、よく分からない弁護士だった。
ガブリエル弁護士は守秘義務を無視して、反逆思想の顧客の個人情報を広めた。
結果、エルナは『義勇の騎士団』と繋がることができた。
まさかガブリエル弁護士が『LWS劇団』の関係者だとは、思いもしませんでしたよ。
ガブリエル弁護士の紹介によって『LWS劇団』の2代目団長のスージーと接触に成功しました。
こんなにも早く『LWS劇団』に接触できるとは思いもしませんでしたよ。
『LWS劇団』2代目団長とアルチュールの二人がメインで活動してようだった。
ジビアが1年間の活動で得た情報と『LWS劇団』の情報を元に国王親衛隊に接触しようとする。
その話の中でニケの名前が出た。その瞬間、エルナが倒れる。
やっぱり、ニケの恐怖はエルナを追い詰めていましたね。一番初めの接触からのニケに脅えてましたもんね。
恐怖で怯えているエルナをスージーはお風呂に誘う。
スージーが前団長の口癖である「極上だぜ」の言葉を口のすると、エルナは反応する。
『LWS劇団』の前団長であるルーカスとヴィレは、革命直前まで王政を追い込んでいた。しかし、その時期に二人は殺された。
その後、スージーとアルチュールが『LWS劇団』を運営していた。
エルナもクラウスの事をスージーに言う。
お風呂で感情を落ち着かせたエルナは、ジビアの所に戻る。
しかし、エルナはニケに立ち上がれる気力を持てなかった。
そんなエルナに強力な仲間が来る。
それは、モニカとティアだった。
この二人がここで来るのか!
モニカとティアのフェンド連邦での活躍は凄かったんですよね。
この1年でどんな成長をしているのか気になりますよ。
成長に加えてアネットの秘武器もあるんですよね。
その後、モニカとティアを加えて会議を進める。
美術館で国王親衛隊のウディノ中佐を説得させようとなった。
しかし、エルナはニケへの恐怖で動けなかった。
そんなエルナにモニカは、鋭い声を飛ばせる。
「・・・甘えるな。四の五の言わずに従え」
「泣き言を吐くなら帰国しな。今回の任務の中心はエルナ、キミのはずだよ?」
モニカ厳しいことを言いますよね。
そして、
「くだらない恐怖に身を竦めるな」
「キミのそばには、もうボクがいるんだよ?」
モニカ!!
相変わらずギザったらしいんですよ!
普通に励ませばいいものを!
モニカの安心感ありますよね。
『灯』最強のモニカならニケと戦えそうですよね。
モニカの励ましの言葉によって覚悟を決めたエルナ。
それに国王親衛隊のウディノ中佐を説得するティア。
ティアもティアで高い交渉力を持っているんですよね。
1年で成長したティアの交渉がどんな感じになっているのか楽しみですよ。
そして、ティアとウディノ中佐との交渉。
王政府のやり方に問題がある。しかし、国を愛しているニケの手足になって、秘密結社を潰すのは問題ない。
ウディノ中佐の価値観は自分達と相いれないとエルナは、絶望していました。
しかし、ティアは違った。
価値観が一致していると。
うん。どういう事??
ティアの言っている事が理解できないよ!
でも、ティアには絶対的な自身があるんですね。ティアにはどんな意図があるか分からないよ。
そんな時にニケが現れた。
ニケは、ウディノ中佐を餌にしてエルナ達を釣り上げた。
ニケとアイオーンによって追い詰めれれるエルナ達。
だが、これがエルナ達の狙いだった。
ニケの部下であるアイオーンが裏切ってニケの部下を倒していく。タナトスを除いて。
アイオーンの正体は、モニカだった。
モニカ!!!
お前、ニケの部下となって潜り込んでいたのか。
これは、予想できなかったよ。
まさか、『創世軍』に潜り込んで、しかもニケの部下になっているなんて思わないよ。
モニカだけではなくて、キルケと呼ばれていた女はティアだったんだよね。この二人は、『灯』の仲でも別格な実力をもっていますよね。
『灯』最強のモニカVSライラット王国のスパイのニケ。
二人の戦いがどうなるのか。
化け物通しの戦いでしたよ。
銃弾を躱すニケ。
そんなニケの拳をかいくぐり、カウンター気味の肘を入れる。
銃弾を躱すニケも異常ですけど、ニケの動きについていけるモニカが凄すぎですよ。
互角の戦いをするとは思っていたけど、まさかの互角以上!
ニケが追い詰めれる姿を見て部下も驚いてましたよ。
そりゃ驚きますよ。あのニケが追い詰められる姿を見る何て予想しませんよ。
追い詰められたニケは、槌を使いモニカに反撃する。
怪我をしているのに、動きが衰えないニケ。
ニケの執念が凄すぎですよ!
でもね、モニカもすごいんですよね。
秘武器『付焼刃』使ってニケを倒すんですよ。
強い光を放つ照明器具。鏡とレンズで光を集約する。そして、モニカが事前に放った薬品を染み込ませた紙が発火する。
こんなにややこしい武器を使いますね。
モニカが持っている空間把握能力と精密な動作だからこそ使いこなせる武器ですよね。
ニケを倒したが、タナトスによってモニカが倒されました。
ニケやモニカを超える身体能力を持つタナトス。
こいつただの変態だと思っていたら、めちゃくちゃ強いんじゃないですか!
モニカを一瞬で倒す強さ。ニケが直属の部下にしているわけですよ。
ライラット王国では、革命が起き始めていた。
愚鈍な国王に酷使されているニケを救う為に現政権を倒そうとするニケ信者。
まさかこんな形で革命を起こすなんて予想しませんでしたよ。
タナトスに捕まったモニカも何かしら企んでいるんですよね。
中央収容所は、外からの囚人を救う工作は、失敗する。
だが、内部からは????
モニカの狙いは、内部からの脱獄だったのか。
捕まったサラとリリィを助ける為に内部から工作したのか。
アイオーンと名乗っている時に色々工作したのか。
それにモニカとリリィの会話。
良かったよ!
リリィに会ってテンションが上がっているモニカが可愛いですよ!
クラウスでも動きがありました。
『蛇』のボス・紅蜂の正体が明らかになりましたね。
その正体がライラット王国の王族フェルディナン=シャルル。
紅蜂は、『暁闇計画』を知った。だから、ライラット王国の王族なのに『暁闇計画』を潰す『蛇』を創立した。
しかし、『蛇』を動きを把握できてなかった。
それに加えて『蛇』に裏切り者がいた。
その正体が『藍蝗』と名乗るアルチュールだった。
アルチュールは、二年前にルーカスとヴィレを暗殺していた。
アルチュールが『蛇』だったのか!
しかも『蛇』を裏切っている。
アルチュールは、一体何者なんだ?
候補として挙げられるのが『神樹の墓守』。
これがいまだに詳細が不明なんですよね。
『紅炉』が『暁闇計画』を実現させる為に作った機関。
そろそろ『神樹の墓守』が動きだすんだと思うんですよね。
これは、今後の展開が楽しみですよ。