上里翔流の『理想送り』について考察したいと思います。
上里翔流とは?
上里翔流は、上条当麻と同じように特殊な右手を持つ少年です。その右手は『理想送り』と呼ばれています。その能力は、魔神すら相手にすることができます。また、彼は100人以上の女の子で構築された上里勢力があります。
彼は、初登場の1ヶ月前は平凡な高校生でした。しかし、第三次世界大戦後に自身に違和感を感じ始めます。
そして、自身に変化に気が付いたのは12月1日でした。『理想送り』の存在に気が付きました。
その後、『理想送り』が魔神によって発現したものだと知ると魔神に復讐する為に動きます。そして、同じ境遇にいる上条さんに興味を持ち始めます。
『理想送り』の正体
『理想送り』は、上里翔流の右手に宿っています。
その能力とは、対象を『新天地』と呼ばれる異世界へ追放し、その存在を現世から抹消し事実上の死を与えます。
発動条件は幻想殺しと対照的にかなり複雑です。
使用時には「新たな天地を望むか」というワードを、標的に対して投げかける必要があります。対象が「今の世界に執着しながら別の世界を求める」意思を持っていることが発動条件になります。
『幻想殺し』とは異なり、能力の効果範囲は右手そのものではなく右手の作る影が効果の起点となっています。
ネフティスによれば、上条当麻が魔神全体を救う道から外れて、オティヌス個人の『理解者』になってしまったのが原因で発生した能力と考えています。
「幻想殺しにすがり続けても安心は得られない」と真のグレムリンの魔神達が無意識下で思ってしまったことで、それに代わる力の出現を願ったために上里の右手に宿ったと考えられます。「あらゆる魔術師の夢」とされる幻想殺しへの思いがこうも簡単に右往左往してしまうのは、魔術業界の勢力は99.9%魔神が占めており、数だけなら少ないが、一人一人の力が桁違い過ぎて人間の魔術サイドが占める割合など髪の先にも満たないから、らしい。
あくまでこれは、作中のキャラクターの仮説であり予想でしかありません。
ファンによる『理想送り』が宿った考察
一つ目が『御天堕し』によって、上里に『理想送り』が宿ったと考えられています。
『御天堕し』の時に世界中の人間が入れ替わった際に宿ったと考察している人がいます。
二つ目が新約4巻でオティヌスによって上条当麻の右手が破壊された時です。
彼が自身に違和感を感じた時と被っているからです。
上里が違和感を感じたのが11月上旬。
上条さんのオティヌスによって右手が破壊されたのが11月上旬。
時期があいます。
それに新約4巻で上条さんの右手が破壊された時のタイトルが
深刻な破損 ル9ニ1bカケrサ991マ
この文字を入れ替えると
カケルサマ二
になります。それに
残った文字
9 1 b r 9 9 1
が気になります。これも何か意味があるのでしょか?
感想
新約も終わり創約がはじまります。
しかし、『幻想殺し』のはまだまだ秘密があるそうです。
『幻想殺し』の秘密を探っていくためには、同じように特異点である『理想送り』について考察していく必要があると思います。