メリーバッドエンド

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新約とある魔術の禁書目録17巻 感想・ネタバレ

新約とある魔術の禁書目録17巻の感想をあげたいと思います。

 

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©KADOKAWA/鎌池和馬はいむらきよたか

あらすじ

 

圧倒 的劣勢の中、上条当麻の反撃が始まる――!

大熱波が去り、復旧モードの学園都市。そこは、通信インフラが寸断された混乱の影響で、『警備員(アンチスキル)』達さえ手綱の握れぬ無法地帯となっていた。
そんな学園都市を、上里翔流帰還を信じる『上里勢力』の少女たちが、自由気ままに暴れ回る!
追跡のエキスパート『辿り屋』絵恋、直接戦力を得意とする変幻自在の海賊少女の琉華、ネットを駆使して大衆を操る幽霊少女の冥亞……。木原唯一に『右手』を盾にされ、上条当麻抹殺を命じられた彼女達だが、その芯は変わらない。想い人を取り戻す。その信念ゆえに突き進む。
全てを賭して襲い来る少女達から逃走する上条。彼の味方は、『上里勢力』からたった一人ついてきたUFO少女・府蘭だけだった。
しかし、間違ってはいけない。
この劣勢状況下こそ、上条当麻の真髄が発揮される時。
さあ、上里翔流を救え。
彼女達の哀しい暴走を止め、この争いに終止符を打つために。

 みどころ

上条当麻の活躍

 今回の話は上条さんが活躍してました。前回は、状況に流されるままで上条さんらしさがありませんでした。

 しかし、今回は違いました。上条さんらしさが出ていました。

 目の前で困っている人間がいれば助けようとする。それが上条さんです。それが上里を助ける為に遠回りになるとしても。

 

 そして、上里と出会ったことで上条さんの行動も変わったような気がします。

 上里と出会う前は、みんなを引っ張ていくリーダーにイメージがありました。

 しかし、今回は違いました。みんなを引っ張るよりも背中を押す感じでした。

 

 おまえの力を使って上里を助けてくれ。その為に俺達はアシストする。

 

 それが上条さんの変化だと思います。

 オティヌスと出会い、誰かを頼るようになる。上里と出会い、誰かの背中を押す。

 上条さんも成長していきました。

・烏丸府蘭の活躍

 上条さんは、府蘭と一緒に上里を助けました。彼女は、上里勢力の人間です。だから、府蘭は上里を助ける事を最優先にして動きます。

 

 そんな上里思いの府蘭は、秘密がありました。それは、イギリス清教のスパイでした。

 上里を監視する為に送り込まれました。

 そして、その事実を仲間に告げられた時、彼女は絶望しました。

 しかし、上条さんの言葉によって立ち上がりました。

 その時にしたことが凄かったです。

 

 一つ目が、愛の告白です。それもネットワークに流しました。その告白が印象的でした。一世一代の告白する為の行動が凄すぎです。

 なんと、自身が宇宙に飛ばした宇宙ステーションを落としました。

 

 覚悟した女の子は強いですね。

・上里翔流の活躍

 上里は、『新たなる天地』に飛ばされました。

 そこで、彼が飛ばした魔神に出会いました。

 魔神は、上里を殺すつもりで襲い掛かりました。

 

 その上里を助けるためにネフティスと娘々が動きました。

 二人の魔神は上里に問います。

 『理想送り』を手に入れてどんな気分?

 

 上里は『理想送り』なんて力は必要としてなかった。学校の中で自慢できる程度で良かった。

 でも、上里は変わりました。そして、答えます。

 「ぼくはやっぱり、何度でも挑戦したい。ありふれた世界で輝ける自分に!」

 

 上里も主人公っぽくなりましたよね。