メリーバッドエンド

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スパイ教室短編集4巻 感想・ネタバレ

こんにちは、トマトです。

今回は『スパイ教室短編集4巻』の感想をあげたいと思います。



あらすじ

①フェンド連邦での任務が終わり、陽炎パレスに帰還した『灯』。『鳳』のメンバー『浮雲』のランが陽炎パレスに入り浸っていた。リリィ達は、ランの就職先を探す事になる。

 

リリィ・サラの課題

②『鳳』の残された課題の為にリリィ・サラは、リリィがいた養成学校に戻る。

③養成学校では、リリィが物凄くいじめられていた。しかし、リリィがクラウスから貰ったというお守りを支えにいじめに耐えていた。泥だらけになったトイレも掃除させられることもあった。

④最終日、リリィはいじめの主犯であるカーチャと決闘する。リリィは一瞬で降参宣言をする。カーチャは、リリィが持っていたお守りを奪う。

⑤カーチャが奪ったお守りから毒ガスが出る。カーチャは、トイレで毒ガスを流そうとするが、リリィが仕掛けたトラップによってトイレには行けなかった。

⑥リリィは、カーチャたちの命を交渉材料に養成学校の卒業証書を貰う。

 

グレーテとティアの課題

⑦グレーテ・ティアは、『鳳』のキュールの兄の望みを叶える課題を与えられる。キュールの兄・ダグウィンの願いは、妹になることだった。

⑧ティアは、ダグウィンの願い通りに妹を演じるがダグウィンの怒りに触れてしまう。

⑨ジビアの提案で孤児院に向かった。ジビアの孤児院での振る舞いを見て答えを出す。

⑩後日、ティアはダグウィンの家に向かう。孤児院の子どもを連れて。ティアは、ダグウィンが本当に願っていたことを叶える。その願いは、ダグウィンの心の寂しさを埋める存在だった。

 

フェンド連邦でエルナがアメリを監視している時

⑪エルナはアメリの監視していた。クラウスが、もし重大な決断を迫られることがあれば開封しろとエルナに手紙を渡す。

⑫エルナはアメリのスパイの考え方を知り、少しずつ心を開いていく。

アメリは、クノーが残した血文字があるからエルナと一緒に外に出ようとする。

⑭エルナは、クラウスの手紙を見る。そこには、アメリがエルナを籠絡して外に出ようとしていると書いてあった。

⑮エルナはアメリを外に出さなかった。

⑯夜、クラウスはアメリに真実を告げる。エルナはアメリとの監禁生活の中でアメリに心を開いていた。だから、アメリが脱走することで仲間に危険が及ぶことになるかもしれない。その時にクラウスはアメリを殺そうする。それをエルナは考えてアメリを外に出そうとしなかった。

 

モニカの謝罪

⑰フェンド連邦の任務後、フェンド連邦の村で『灯』は、滞在していた。『灯』のメンバーは、モニカと最小限の接触しかできてなかった。アネットは、フェンド連邦でモニカにやられた事を許せず、モニカを殺そうとしていた。

⑱リリィはモニカの告白に動揺していた。だが、モニカが『灯』に戻ってきやすい環境をリーダーとして作ろうとしていた。ジビアは、リリィの代わりにその環境を作ろうとする。

⑲ジビアは、モニカを食事に誘う。

⑳モニカはクラウスと話していた。モニカはクラウスの背中に声をかける。

「……ごめんなさい。」

㉑サラは、モニカを外に出るように誘う。

㉒モニカは、露店でランタンを買う。マッチが無いモニカにジビアは、ライダーを渡す。しかし、モニカは受け取れない。

㉓モニカが持っていたランタンから催涙スプレーが噴射される。モニカが持っていたランタンは、アネットが造ったランタンをジビアが露店で販売していた物をすり替えたものだった。

㉔モニカを捕らえたジビアは、『灯』のメンバーの前に連れていく。悪臭漂うスペシャルドリンクを飲むことで、再び『灯』の輪の中に入っていく。

 

㉕ランは、陽炎パレスの管理の手伝いをして働くことになる。

㉖リリィ達は、フェンド連邦でキュールが殉職したことをダグウィンに告げる。キュールの死を知ったダグウィンは、クラウスに決闘を申し出る。

㉗クラウスとダグウィンは、決闘をする事になった。ランを決闘に連れてくる。

㉘ダグウィンの優勢だったが、クラウスの反撃によって追いつめられるダグウィン。ダグウィンは、キュールの死をクラウスに八つ当たりをする。それを見ていた『灯』のメンバーも参戦する。自身たちも『鳳』の死について思いを吐露する。

㉙そんな様子を見ていたラン。ランは、スパイとして前に進む為に、『鳳』の命を奪った世界を変える為にスパイに戻ることを決意する。

 

感想

短編集4巻、面白かったよ!

 

リリィが養成学校でいじめられていた。なんか、納得できちゃいますよね。

あの性格で落ちこぼれ。いじめられてもおかしくはないですよね。

 

でも、あんなにいじめれていてあのポジティブな性格でいられるのは、メンタルが強すぎですよね。

 

リリィが養成学校に養成学校に戻ってきた時もいじめられていました。

これは、ひどいいじめだなぁと思っていました。でも、今回はまさかのわざといじめられていました。

その目的は、リリィの毒がいじめっ子に効くようにに。そして、いじめっ子を交渉材料に卒業証書を貰う事でしたね。

 

リリィは、特別な方法で養成学校を卒業したので、ちゃんとした卒業をしてませんでしたね。

 

ティアとグレーテの課題。

キュールの兄・ダグウィンの願いを叶えること。

 

ダグウィンの願いは、妹でした。

それを聞いたティアとグレーテは、めちゃくちゃひいてましたね。

グレーテは分かりますけど、ティアもドン引きするには意外とでしたよ。ティアは男慣れしているから、これぐらい大丈夫だと思ったら、全然ダメでしたね。

 

課題の為にティアはクラウスの妹になろうとしていました。しかし、クラウスは兄妹が分からなかったので、意味がありませんでしたね(笑)

 

エルナとアメリにもひと騒動がありましたね。

アメリの監視をしていたエルナ。エルナは、アメリのスパイとしての生き方を知って心を開いてましたね。

 

だが、それがアメリの狙いでしたね。エルナを篭絡して外に出るのが狙いでした。

アメリの目的を知ったエルナは、アメリを外に出さないようにしました。

 

エルナはクラウスがスパイを殺す条件を知っていた。それは、仲間の危険になる時は殺す時だった。

 

エルナは、充分にアメリの事を想っていた。だから、アメリに死んでほしくなかった。

 

エルナは、優しいですよね。『蛇』の思惑があったにしろ、『鳳』を殺したアメリに死んでほしくないと思うなんて優しいですね。

 

モニカも無事に『灯』に戻れてよかったですね。

フェンド連邦でリリィを守るためとはいえ、『灯』を裏切ったモニカ。モニカは『灯』にいづらくなっていました。

 

そこで、人肌脱いだのがジビア。モニカに罰ゲームをする事で『灯』に戻りやすくしました。

それにしても鼻から異臭漂うスペシャルドリンクを飲ますなんて鬼畜すぎますよ。

 

ランも無事にスパイに復帰しましたね。最終章でランも活躍してほしいですね。