メリーバッドエンド

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スパイ教室7巻 感想・ネタバレ

こんにちは、トマトです。

今回は『スパイ教室7巻』の感想をあげたいと思います。

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前回の内容

 

tako931.hatenablog.com

 

前回は、『灯』VS『べリアス』でした。

強敵だと思われた『べリアス』でしたが、成長した『灯』の前ではありませんでした。

 

しかし、モニカが仲間を襲っていました。

モニカが裏切った理由とは

 

あらすじ

①モニカは、『べリアス』の拠点を襲撃した後、『翠蝶』と逃亡する。

②クラウスが『べリアス』の拠点に戻ってくる。クラウスは、エルナ、ティア、アネットの負傷。そして、グレーテが拉致された事を知らされる。クラウスは、モニカを追う情報を得る為にアメリからフェンド連邦の情報を得る。

③フェンド連邦の情報を得たクラウス。クラウスは、街でモニカの情報を得ようとするが、何も掴むことができなかった。そんな時、ティアがモニカの情報を得たとジビアから連絡がくる。

④モニカがいたという場所にグレーテが使っていた変装用のマスクの痕跡が残っていた。

⑤モニカがダリン皇太子とミア局長を暗殺をしたというデマのニュースが世に出回る。

⑥クラウスとエルナは、デマのニュースを流した新聞社コンメリッド・タイムズに侵入する。そこにはフェンド連邦の組織CIMもいた。

⑦コンメッド・タイムズの編集長のレイモンドとの接触に成功する。レイモンドの口を割るのは難しそうに思われたが、クラウスの奇策によってレイモンドの協力を得る事に成功する。

⑧レイモンドは、記事の情報源をとびっきり美しい女性からだと語る。そして、『烽火連天』の組織の事を語る。『烽火連天』は、マフィアを武装集団を結集そた組織だった。レイモンドが情報源を与えた少女から貰った靴に発振器が仕掛けてあった。そして、襲撃を受ける。

モニカの過去

①モニカは、芸術において心を込めるセンスが無かった。モニカの父親は恋愛をするように言うが、モニカは興味が無かった。

②父親の弟子が逮捕された。その時に諜報機関の人にスパイの養成学校に行くように勧められる。

③養成学校で『煽惑』のハイジに敗北する。その後、やる気をなくしながら養成学校で暮らす。

④クラウスが創設する『灯』に入るが、モニカの気持ちは変わらなかった。しかし。『奈落人形』との奪還作戦時にリリィの魅力に気づかされる。

⑤モニカは、リリィへの恋心を隠しながら生活を続ける。

⑥フェンド連邦に潜入中に『翠蝶』と接触する。モニカはリリィをダリア皇太子の暗殺案に仕立て上げると脅されてしまう。

⑦『翠蝶』の指示で『灯』を襲撃する。『灯』のメンバーを倒しながらある人物を探す。その人物は、ティアだった。ティアと接触に成功する。

⑧『翠蝶』にバレないようにティアに自身の作戦を伝える。

 

 

⑨襲撃者のモニカは、クラウスを教会までおびき寄せる。今まで本音で話し合ったことがないクラウスとモニカ。二人は、本音を吐き出しながら戦う。

⑩教会は、モニカの仕掛けた罠があった。それは、時限式特殊小銃だった。その数は、284丁。その全てがクラウスを殺す為に仕掛けてあった。そして、モニカは小銃の弾が当たらないようになっていた。

⑪しかし、クラウスには通用しなかった。モニカは、最後にクラウスを止める為にグレーテを利用する。グレーテを助けたクラウスはある事に気が付く。それは、モニカの他に裏切り者がいる。その正体はティアだった。

⑫『翠蝶』は、予想以上の動きをするモニカを『蛇』に勧誘しようかと悩んでいた。

⑬『翠蝶』は、コンメリッド・タイムズが何故あんな情報を流したのか把握できていなかった。そして、コンメリッド。タイムズは『烽火連天』から情報を得たと知る。『烽火連天』とは何かと考えている『翠蝶』の前に『烽火連天』のリーダー・ティアが現れる。

⑭ティアは、フェンド連邦のマフィアを『交渉』×『偶像』・愚神礼讃によってマフィアを自身を英雄にさせて従わせていた。

⑮『烽火連天』は、メデイア操作が目的だった。『翠蝶』がリリィがダリン皇太子暗殺の犯人にされる前にモニカを暗殺犯にさせる為に『烽火連天』が作られた。モニカが暗殺犯にした事でリリィを暗殺犯にする事ができなくなる。つまり、モニカが自由になれる。

⑯大衆を自由に動かし、世界を変革させるティア。その女性に付き従い、仇なす者を破壊していくモニカ。『翠蝶』は、二人に『紅炉』のフェロニカ・『炮烙』のゲルデに面影を重ねてしまう。

⑰『翠蝶』は、CIMをモニカ達にぶつけて逃亡する。モニカは、ティアを置いて『翠蝶』を追いかける。

⑱クラウスは、今までモニカの動きを把握できなかった理由が分かる。それは、モニカが急成長しているからだ。

⑲『翠蝶』を追い詰めたモニカ。そこには、CIMの精鋭部隊『カーバル』14人がいた。しかし、成長中のモニカの敵ではなかった。『カーバル』背後にはフェンド連邦のスパイがいた。『カーバル』との戦闘で体力を失ったモニカは、ピンチに陥る。

⑳ピンチに陥ったモニカの下にエルナが現れる。しかし、現れたタイミングが悪く銃弾が当たってしまう。エルナを一般人と勘違いしたCIMに隙が生まれる。その隙にモニカは、建物にあるレンズを使い爆弾を爆発させる。爆発を利用してモニカは逃亡する。

アメリは、モニカが残したヒント・『魔術師』ミレナを尋問する。

㉒モニカは『炮烙』の拠点に辿り着く。そこには、『蛇』のメンバー『白蜘蛛』と『黒蟷螂』がいた。その時、リリィから無線が来る。モニカは『炯眼』を頼るように伝言を残す。

㉓「ボクは、キミのことが好きなんだ」

㉔伝言を伝えたモニカ。モニカは、『白蜘蛛』達とぶつかり倒される。

㉕クラウスとティアは、フェンド連邦に身柄を拘束される。

㉖ジビアは、『白蜘蛛』を倒すことを決意する。

 

感想

めっちゃ面白かったよ。特にモニカ。彼女が最高でしたよ。

 

モニカは、昔は何でもこなしてしまう天才でした。しかし、彼女には足りないものがありました。それは、魂を込める事でした。

 

しかし、そんなモニカに大きな出来事がありました。

それは、リリィへの恋心でした。

 

『奈落人形』奪還作戦にてリリィの魅力に気づかされました。そして、リリィが好きだと気づきましたね。

 

今回のモニカは、リリィを守る為に『灯』を強くさせる為に敵役に徹しました。

 

挫折を知らないアネットに敗北を味わせる為にアネットを倒す。

リリィを暗殺犯に仕立て上げさせない為に自分を暗殺犯だと思われるようにメデイア操作をティアに頼む。

CIMに置き土産を残す。

『炯眼』の情報を『灯』に伝える。

 

モニカは、色々と裏で動いていました。

それは、クラウスにも気づかれずに。

 

モニカは、初期から別格の強さでしたけど、どんどん強くなっていきますよね。

『翠蝶』も『炮烙』のゲルデを連想していました。

しかし、『蛇』に襲われ生死不明になってしまいました。

 

モニカはモニカで色々気づいているよでした。

何に気がついていたんですかね。気になります。

 

ティアもかなり成長してましたね。

まさか、短期期間でマフィアなどの武装集団をまとめるなんて想像できませんよ。

 

今回の戦闘で『灯』のメンバーが行動不能になりました。

残されたメンバーリリィ、ジビア、サラがどう活躍するか楽しみですね。