こんにちは、トマトです。
今回はDaiGoさんの『無理なく限界を突破するための心理学』の感想をあげたいと思います。
内容
第1章 限界にまつわる3つの勘違い
1 そもそも限界は突破できないし、する必要もない
私達の能力の上限は、生まれつきの遺伝子で決まっています。それは、運動神経だけではありません。
知性などの内面部分も遺伝子で決まっています。
だから、限界をとっぱするよりも、限界を見極めたうえで、限界と付き合っていく事が重要です。
2 限界があることが問題ではない
人間の限界は、遺伝子だけではなく、外部要因でも上限が変わります。
だから、コロコロ変わる限界値を気にしても仕方がありません。
環境の変化に追いついて『正しい限界』を見極めるには、検証して試すしかない。
3 限界がないのは人の愚かさだで
人間は、変化を恐ろしいものだと考える傾向があります。だから、現状を変えた方がいいのに、行動に起こせなくなります。
現代では、仮説をハイスピードで検証して、変化できる人間が適応力が高い。
第2章 バイアスから逃れて自由になるための4つの扉
1 合理脳を起動する
私達は、バイアスと呼ばている思い込みによって人間は、不合理な行動を取ることがよくあります。
これを防ぐために、どのようなバイアスがあるか知る必要があります。
2 時間間隔を超える
自分の未来のイメージを操り、偏った思考から抜け出す。
・絶望的な未来が待っていると考える
・1年後、3年後、5年後など、時間を細かく刻みながら未来の自分を想像する。
・老人に鳴った自分を想像する。
・最悪な事態と解決策を想像する。
未来のイメージを想像する事で、時間間隔が変わり、冷静で客観的な判断をすることができる。
3 計画性で直観に勝つ
事前に細かな計画を立てることで、長期的な目標に意識がいき、短期的な欲望に対して強くなります。
4 メンタルを最適化する
無意識のバイアスから逃れることはできないが、少しでも無意識のバイアスから悪影響を和らげることができます。
『感謝のこころ』と『ストレス状態を切り替える』ことでメンタルを最適化することで、バイアスへの防御力をあげる。
第3章 知るだけでかかりにくくなるバイアスの罠20
ここでは、私達がかかりやすいバイアスを20種類紹介をしたいと思います。
1初対面で嫌われたと思われがち
2SNSで他人を羨ましくなる
3自分の価値観で他人を決めがち
4見た目で他人の性格を決めがち
5気づかないうちに他人を見下す
6ネガティブ思考になりがち
7重要なことを後回しにする
8今の状態を保とうとする
9ウケを狙った行動をとりがち
10自分を平均より上だと思う
11年齢を理由に新しいことに取り組めない
12ネットのレビュー数の多さで商品を選ぶ
13金儲けを卑しいと思いがち
14他人のミスや偶然の産物を好ましく思う
15好奇心が高まり過ぎて危険を冒す
16相手に正直な気持ちをぶつけるのを恐れる
17他人の新設をプレッシャーに感じる
18周囲に感謝の気持ちを伝えるのが苦手
19「こうなることは分かっていた」と思いがち
20宗教やスピリチュアルにはまりがち
ここの章で大事なことは、自分がはまりやすいバイアスの罠を自覚して、客観的なテーマに基づいて倫理的に考える癖をつけることです。
第4章 無理なく限界を超える3つの突破力
1セルフモニタリング
自分の行動・思考・感情などを自ら観察し、記録する事。
日常のタスクで客観性のトレーニングをすることができます。例えば、「家計簿」「食事日記」です。
日常のタスクに慣れてきたら自分の感情を記録します。このトレーニング方法を『一日再構成法』です。
『一日再構成法』でのポイントは
①開始時間・終了時間
②何をやっていたか
③誰とやっていたか
④快楽
⑤やりがい
この4つです。
何らかの問題やトラブルに対して、バイアスにとらわれない判断を目指す分析方法を『クリティカル・シンキング』と言います。
『クリティカル・シンキング』は、トレーニングすることができます。
①今の自分に何が起きているのか
②なぜこの問題が重要なのか
③見えてないものはなにか
④今の結論へとどのように辿り着いたのか
⑤誰が言ったことなのか
⑥他に考えることはなにか
これを意識する事で『クリティカル・シンキング』を鍛える事できます。
3知的謙遜
知的謙遜とは、「自分は何を知っていて、何を知らないのか」をしっかり把握したことで「自分には知識が足りない」というネガティブな事実を心から受け入れる状態のことです。
知識謙遜は、3つの方法で鍛えることができます。
1ティ―チング
自分の知識を他人に教える方法
2イフ思考
自分のトラブルを他人事のように考える
3フレンドシンキング
できるだけ周囲に友人がいる状況で物事を判断する
感想
人間には、遺伝子で上限は決まっている為、限界を超えることはできません。
しかし、自分の限界を知り、付き合っている事が大事だと思いました。