メリーバッドエンド

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名探偵コナン 黒鉄の魚影 感想・ネタバレ

こんにちは、トマトです。

今回は『名探偵コナン 黒鉄の魚影』の感想をあげたいと思います。



あらすじ

東京・八丈島近海にある、世界中の警察が持つ防犯カメラをつなぐための海洋施設「パシフィック・ブイ」。そこで、ひとりの女性エンジニアが、黒の組織に誘拐される事件が発生する。さらに、組織のNo.2であるラムの側近と噂される、新たな黒の組織の一員・ピンガも動き出し、灰原哀のもとにも黒い影が忍び寄る。

 

感想

コナン映画初の哀ちゃんが主役ですよ。

 

ただ一言……。

 

最高でしたよ!

 

今回は6年ぶりに黒の組織との戦いでした。本来の敵である黒の組織が絡むことによって緊張感が出ていましたよ。

 

今回の舞台の八丈島。そこにあるインタポールの施設・パシフィックトムで黒の組織が狙っていると知ったコナンが調査する。そんなストーリーでした。

 

序盤から中盤は、淡々とストーリーが進んでいく感じでしたが、黒の組織が哀ちゃんを狙っていく事で緊張感が生まれてきました。

 

パシフィックトムのシステム、全国の防犯カメラをチェックして、顔認証システムによって子ども時代の写真から現在の顔を予想できる。

黒の組織がパシフィックトムのシステムを手に入れた結果、『シェリー』=『哀ちゃん』が黒の組織に勘づかれてしまう。しかも、定番の映画オリジナルキャラにばれるのではなく、黒の組織ウオッカなど本編に登場しているキャラにばれてしまう。

だからこそ、物凄い緊張感が出てしまうんですよね。

 

黒の組織に拉致された哀ちゃん。

そんな絶望的な展開だからコナンと哀ちゃんの関係が密接に描かれているんですよね。

 

黒の組織によって身内を殺された哀ちゃん。そんな哀ちゃんを支えてくれたのがコナン君でした。

哀ちゃんは、自分の気持ちを声に出さない。自分の気持ちを優先している状況ではないからこそ、哀ちゃんは本音を隠す。心の中でコナン君のことを呟く。そんな心の声が視聴者には、届いている。心細そくコナン君の名前を叫び、自分の為に行動して、言葉を伝えてくれる人たちへの思いが視聴者に届く。

 

これがいじらしいんですよね。

 

終盤での哀ちゃんの行動にニヤニヤしてしまうんですよね。普段は、大人びて忘れるんですけど、哀ちゃんもまだ10代の女の子。そんな彼女の乙女心にニヤニヤしてしまうんですよね。

 

物語の終盤、コナン君は危険な状態になる。そんなコナン君を助ける為にある行為をする。だが、落ち着いた時に哀ちゃんは自分がした行為に年相応の想いを心の中で呟くんですよね。これが視聴者をニヤニヤさせるんですよね。

 

これは、映画館で見て欲しいですよ。

 

 

そして、コナン映画に欠かせないアクション要素。これもちゃんとあるんですよね。

まずね、コナン・蘭ちゃんVS黒の組織。これが迫力満点なんですよ。蘭ちゃんの空手に互角に戦う黒の組織黒の組織を追い詰める蘭ちゃん。これは、勝ち確定!かと思わせておいて、蘭ちゃんを狙うスナイパー。次から次へと襲ってくる黒の組織。常に緊張感があって、視聴者を飽きさせないんですよ。

 

定番のスケボーのシーンもあるんですよね。舞台が海も多くて狭い島。スケボーのシーンがないんじゃないかと思っていたが、バリバリありましたよ。

 

山の中で黒の組織を追いかける。これがめちゃくちゃ動くんですよね。森の中で走りまくるスケボー。最高でしたよ。これで終わりではないんですよね。海に逃げた黒の組織を追いかける為に崖から飛び降ります。・・・崖からですよ!直角に落ちるんですよ!これには、驚かされましたよ。

 

これで、スケボーシーンが終わりではありませんでした。終盤舞台が海中に変わります。黒の組織の潜水艦を追いかける為に博士の発明品を使うんですよね。この発明品が凄いんですよね。海中を縦横無尽に動き回れるんでうよね。まさか、海中でもあんなに動き回れるなんて思いませんでしたよ。

 

そろそろ、空も怪盗キッドみたいに飛び回るんじゃないかと思いましたよ。

 

今回のミステリー要素は、パシフィックトムに潜入した黒の組織の一員を探します。はっきり言って、そこまで難しくありませんでした。露骨に怪しい人物がいるので、その人が黒の組織の一員でした。

 

まあ、今回も推理物の映画というよりもアクション恋愛映画として見た方がめちゃくちゃ面白いですよ。