こんにちは、トマトです。
今回は『Mother D.O.G』の感想をあげたいと思います。
あらすじ
猟奇殺人事件が世間を騒がす大都市に、その身に不釣り合いな大きな傘を携えた少女と顔に傷がある恐ろしい風貌の青年の姿があった。 二人組の名前は夜子とサトル、国際法で開発を禁じられた生体兵器である。 彼女らの目的はひとつ、【D.O.G】と呼ばれる生体兵器たちを殲滅すること。 ...
感想
Mother D.O.G。
満足度高いですよ。
やたらとご飯を食べる容姿が幼い少女・夜子と顔に傷がある少年・サトルが生物兵器『D.O.G』を倒す物語です。
今回は3人の『D.O.G』と戦いました。
街中で殺しまくる『D.O.G』
森で軍隊を敵にする『D.O.G』
夜子とサトルが出会った街で暴れる『D.O.G』
短編が3つありました。
本の構成の作りが上手くて話しに引き込まれましたよ。
最初の街中で暴れる『D.O.G』の話では、夜子・サトル・元警察官ケイトの3人が『D.O.G』を探す物語でした。
事件自体が面白く、どんな謎があるのかワクワクしながら読めていました。謎時もしっかりと考えれば解けるほどで難しくなく、読みやすかったです。
『D.O.G』の正体を知ると、納得ができましたよ。
あの時のキャラクターの発言の違和感。それが解消されて、満足しましたよ。
そして、森の中で暴れる『D.O.G』では、夜子とサトルの仕事について描かれていました。二人の関係が簡潔に描かれていました。
夜子とサトルのいびつな関係に引き込まれていました。
そして、二人の出会いについて知りたいと思った時に3章の夜子とサトルの出会いの話が来ましたよ。
夜子とサトルがどのように出会って、何故サトルの顔に傷がついているのか?
これが描かれていました。
話の構成も上手く1巻で十分に楽しめる作品でした。
次巻も楽しみな作品です。