メリーバッドエンド

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勇者症候群3巻 感想・ネタバレ

こんにちは、トマトです。

今回は『勇者症候群3巻』の感想をあげたいと思います。

©彩月 レイ (著), りいちゅ (イラスト), 劇団イヌカレー(泥犬) (デザイン)

あらすじ

世界に仇なす《勇者》を救え。

カグヤが意識を失ってから一週間が経った。《勇者》の内部に精神を囚われ昏睡状態のカグヤ、そして研究長の訃報。混迷するカローンの前に《勇者》は再び現れる。
「……元に戻っただけだ」
そう言い聞かせるように戦いへ身を置くアズマたち。だが、カグヤが示した“救い”を今更忘れることなどもう出来ない。
《勇者》と『勇者』。殲滅軍の内と外。彼らはどこから来たのか。なぜ戦わなければならないのか――終わりなき戦火の果てに逆転する世界。
全てを知った少年は再び“勇者”になることを決意する!

 

感想

勇者症候群が完結しましたよ。

 

うん。

勇者症候群は、1巻を読んでめちゃくちゃ面白い作品だと思いましたよ。

でも、こんなに早く完結するとは思いませんでしたよ。

 

世界観は、良かったんですけど、ストーリー展開が物足りなかったですよ。

 

2巻までは面白かったんですよ。

でも、3巻。

色々な設定がある感じだったんですけど、3巻で急にまとめに入ったんですよ。

だから、最後は駆け足になったのが残念でしたよ。

 

カローンの武器・クロノスの設定。

殲滅軍の設定。

 

面白そうな設定だったのにそれを活かせている感じがしませんでしたよ。

それが何故かと考えた時にストーリーがカローンとカグヤがいた研究所だけで終わっていたところなんですよね。

カローンと研究所以外の描写が無いんですよね。

 

特に大人の存在。

ここが不透明すぎたんですよね。

色々企んでいるのは、分かったが描写がないのでよく分からないという印象なんですよね。

 

カローンと大人のやり取りがあれば、より面白くなった思いますよ。

 

2巻で研究所の所長を殺した存在も意味心に描かれていたんですけど、3巻ではあっさり描写されていたんですよね。

身内に敵がいるんじゃないかと思ったら、名もない手下Aみたいなやつだったんですよね。

あっと驚く人物かと思いきやただの名もなきキャラだとは思いませんでしたよ。

 

勇者症候群は1巻が良かっただけに、2巻以降のストーリー展開に物足りなさが残念でしたね。

 

彩月レイ先生の文章は好きなので、新作がでるなら読んでみたいですね。