こんにちは、トマトです。
今回は『Vのガワの裏ガワ1巻』の感想をあげたいと思います。
あらすじ
プロの高校生イラストレーターとして活躍する千景。そんな彼はある日、誰もが近づきがたいほどに完成された美しさを持つ孤高の少女・果澪から「ママになってくれないかな?」とお願いされる。
この場合の「ママ」と言えばVTuberのキャラクターデザイン――悩む千景に、果澪は突如脱ぎ出し、きわどい水着姿で迫り……!?
果澪の熱意を受け止めた千景は、同じく高校生イラストレーターの桐紗、自堕落な隣人にして大人気個人VTuberの仁愛を仲間にし、VTuber「雫凪ミオ」プロジェクトを発足。全員で果澪を人気VTuberにするべく、動き出す。
VTuberになりたい女子高生と、クリエイター&ストリーマーたちで送る青春ラブコメディ開幕!
感想
この作品、面白かったですよ。
今話題のVTuberを題材にした作品です。
この作品は、完全にVTuberの素人である果澪がVtuberになるまでを裏側の視点で描いているところが面白いんですよね。
イラストを描く千景。
千景が描いたイラストを動かす桐紗。
先輩VTuberである仁愛。
この3人が果澪が人気VTuberになる為に奮闘する物語です。
VTuberの専門用語が沢山出てきて説明くさい小説になるかと思ったら全然違いました。説明くさくなく読みやすい作品でした。
それにテンポよく話が進むので飽きがこなくて最後まで読めました。
そして、この作品は果澪がVTuberになるだけの作品で終わりません。むしろこのラストが作品を面白くさせましたよ。
果澪がVTuberをやる理由。それは、果澪の過去にありました。果澪は、仲が良かった友達と仲違いをして、親に見捨てられた。そんな果澪を捨てたかった。だから、VTuberをはじめた。そして、VTuber雫凪ミオとして生きるようとしていた。
しかし、千景達は納得できなかった。そして、千景は果澪をデッサンしながら説得した。
ここのシーンは、感動したので、買って読んでみてください。