新約とある魔術の禁書目録9巻の感想をあげたいと思います。
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前回の内容
あらすじ
世界は滅んだ。オティヌスの支配は、成就した。闘いの舞台であるグレムリンの本拠地、東京湾上に浮かぶ『船の墓場』は消失した。それどころか、世界そのものも消えて無くなった。共に来たインデックスも、御坂美琴も、レッサーやバードウェイ達も当然消えた。統一された闇の空間。黒一色のそこに、上条当麻だけが残されていた。その理由は、ただ一つ。世界の基準点であり修復点でもある『右手』を持つからだった。神と成ったオティヌスにとって、上条当麻はすでに微塵も興味の無い存在となっていた。いつものように、ここから彼の逆転劇が始まる可能性は、全くない。ここうそういう『世界』だった。そして。そして。そして。これは、上条当麻の心を挫く物語。
内容
真っ黒の世界
上条さんが目を覚ますとそこは真っ黒な世界でした。オティヌスが壊した世界でした。
上条さんは、それを認めたくなくてその場を離れます。
走っても走っても何もありません。
真っ黒な世界がただ広がっていました。
何もない世界だと思っていたが一つだけ存在がありました。
それは、オティヌスでした。
上条さんは、オティヌスの下に向かいます。
上条さんは、オティヌスに向かって言います。
『幻想殺し』を使えば元の世界に戻れる。
オティヌスも『幻想殺し』も気にしていた。
自分が作った世界を壊す手段『幻想殺し』が厄介だった。
『幻想殺し』の持ち主・上条当麻の心を折ろうと世界を作り変えます。
世界に裏切られた世界
上条さんが目を覚ますと壊れた家の部屋だった。
気が付くとテレビが動いていました。
テレビでは、上条当麻を殺すため世界が日本に攻撃しているというニュースが流れていました。
そして、しばらくすると家の中に数人の人間が入りました。
上条さんは、二階で待ち伏せてました。しかし、誰も来ませんでした。
なぜならば、家を燃やしていたからでした。
上条さんは、数人の人間が家を出た瞬間を狙って逃げます。
家を出た瞬間、人間の真上に降りて動きを封じて逃げました。
しかし、相手も黙ってはいませんでした。
拳銃を撃って反撃しました。
そう、日本で拳銃を持つことができる人間・警察官が家を放火しました。
市民を守る警察官が狂った世界になっていました。
上条さんは、なんとか逃げ切りました。
そして、オティヌスが現れます。
今いる世界がどういう世界か告げます。
それはとあるものの見方を変えた世界でした。
オティヌスがまた消えました。
しばらくすると吹寄に出会います。
彼女は、空襲にあって火傷して倒れてました。
上条さんは、吹寄を助けようするが彼女に刺されてしまいます。
「上条当麻。貴様があんな事をしなければ、誰も死なずに済んだじゃない‼」
吹寄は、上条さんを憎んでいました。
そして、再び空襲が起きて上条さんは地下に落ちます。
地下では、青髪ピアスに出会います。
青髪ピアスも上条さんを憎んでいました。
そして、青髪ピアスも吹寄と同様に上条さんを殺しにきます。
上条さんは、青髪ピアスも退けます。
青ピアスは告げます。
「どうせアンタの居場所なんかどこにもあらへんけどなあ‼ボクらだって何もかもなくしたんや。その元凶に一人だけ救いなんか残っていてたまるか」
青髪ピアスを退けた上条さんでしたが、子萌先生に刺されてしまいます。
子萌先生は、刺しながら言います。
上条ちゃんがいなければあんな事が起きなかったのに。
上条さんは、両親を気にしてました。
オティヌスは、上条さんの両親がどうなっているか見せます。
上条さんの両親は裁判を受けていました。上条当麻を産んだ親として裁判を受けていました。
そこで上条当夜は衝撃的な事を言います。
「しかし私達は気づいたのです‼上条当麻という絶対悪を滅ぼすためには、彼を良く知る人物の協力も必要ではないかと。私達を裁くのは構わない。それは全てが終わった後にしてほしい!今は、私達に犯してしまった過ちを正すチャンスをください!」
オティヌスは、ここが何の見方を変えた世界か告げます。
それは、上条当麻の見方を変えた世界でした。
拳一つで第三次世界大戦を集結させたヒーロー。
しかし、見方を変えると納得できない事を分かりやすい暴力の形拳で黙らせる男・破壊の化身でした。
そんな上条さんを世界が危惧して殺しに来た世界でした。
上条さんをきちんと見ていた人間がいたのか?
見方を変えただけで上条さんを憎んでしまう世界を守る価値があるのか?
しかし、上条さんの心は折れていませんでした。
上条さんは、反論します。
「・・・それでも、きっと、守る価値はあるさ」
オティヌスは、上条さんを絶望させる為に新しい世界を作ります。
大切な居場所を奪われた世界
『上条さん』が目を覚ますとそこは教室でした。
吹寄が怪我をしてなくピンピンしていました。
青髪ピアスや土御門もいました。
青髪ピアスよ土御門の胴上げによって『上条さん』は、天井に埋まってしまいます。
そして、インデックスも乱入します。
インデックスは、食料を求め学校に来ました。
インデックスは、『上条さん』の事を構わずに食料を『上条さん』のクラスメイトからもらっていました。
子萌先生は、『上条さん』の胴体を見て上条さんだと判断しました。
放課後、『上条さん』はインデックスと帰宅してました。
『上条さん』とインデックスが晩御飯について討論していると『上条さん』が雲川鞠亜のスカートに突っ込んでしまいます。
そして、インデックス、鞠亜、芹亜の三人にボコられます。
デパ地下で美琴に出会います。
美琴は、常盤台の生徒がデパ地下の宣伝に迷惑していたので文句を言いに来てました。
『上条さん』は、こんな日常を毎日過ごせたらいいなあと考えていました。
そんなやりとりを見ていたツンツン頭の上条当麻が見ていました。
この世界は、上条当麻の見た目を変えた世界でした。
上条当麻の中身、経歴があれば見た目なんてどうでもいいのではないのか?
上条当麻の経歴があれば別に脂ぎった人間でもいいのではないのか?
オティヌスは、上条さんの外見を否定してきました。
そして、オティヌスは上条さんを追い詰めていきます。
ここにいるのは本当に上条当麻なのか?
オティヌスは、気まぐれに上条さんに一枚の写真を見せます。
この写真に上条当麻がいると。
上条さんは、写真を見て考えます。
性別、年齢もあてにはできません。
上条さんは、ゆっくりと、一つの名前を口にします。
「俺は上条当麻だ。それ以外の何物でもない‼」
オティヌスは、再び世界を作り変えます。
発狂する無数の世界
上条さんは、様々な地獄を経験します。
上条さんは、その中で気づきます。
オティヌスは、世界を壊しているわけではない。
世界を見る色眼鏡を変えているだけでした。
オティヌスは作る側の人間。
だから、壊すことができる『幻想殺し』は特別でした。
上条さんは、『幻想殺し』に逆転の糸口があると信じて諦めません。
そして、オティヌスの地獄が再び始まります。
誰もが笑っている完璧な幸福の世界
上条さんが目を覚ますと公園のベンチでした。
上条さんは、そこでとんでもないものを目にします。
家族と楽しそうに食事をしているアニェーゼ。
子どもと老人と楽しそうにしているオリアナ。
雲川鞠亜と一緒にいる死亡したはずの木原加群。
そして、上条さんは目にします。
それは
ステイルと神裂と楽しそうに遊んでいるインデックスでした。
そう。
この世界は、オティヌスが全ての人間を救った不幸の無い世界でした。
上条さんは、インデックスが笑顔でいた。
しかも自分以外の誰かがインデックスを幸せにしていました。
今まで発狂するような地獄に耐えてきた上条さんでしたがインデックスが笑っていた。
それが耐えることができませんでした。
そして、上条さんは死に場所を探します。
死に場所を探している上条さんは、沢山の人間を見ます。
駒場、半蔵、麦野、絹旗、滝壺、フレンダ、フレメア、浜面が仲良くしているのを見ます。
それにローマ正教の面々。
『海原』
木原加群と鞠亜。
食蜂と芹亜。
木原一族。
トールとマリアン。
一方通行と御坂美琴、妹達。
佐天さんと初春。
鳴護アリサ。
インデックス。
誰もが笑っていました。
上条さんは、死に場所を見つけます。
ビルの屋上から飛び降りようとします。
最後の一歩を踏み出そうとした時、蹴り飛ばされます。
蹴り飛ばさした正体は、ミサカ10031号の体を借りた総体でした。
上条さんの部屋には、何もありませんでした。
殺風景の部屋で二人は、話します。
総体は、上条さんに言います。幸せな世界だと分かっていている。これからどうするのか。
上条さんは、何も行動を起こす気がありませんでした。
幸せな世界なら壊す必要がないだろ。
俺一人の為この世界を壊してもいいのか。
総体は、とある事を言います。
とあるポイントを指摘すればこの幸せな世界が瓦解する。
そのポイントとは、誰も元の世界を覚えていない。
オティヌスは、元の世界の事を覚えている事を恐れていました。
上条当麻の喪失を恐れた人間が集まる事をオティヌスは、恐れていました。
だから元の世界を忘れさせました。
上条さんは、それを聞いても拳を握ることができませんでした。
総体は一つの質問をします。
「あんた、オティヌスとかいうポッとでの黒幕にこれまで築き上げてきた全てを奪われて、本当に何にも悔しくないの?/escape」
夕暮れだった景色が完全に陽が落ちて、星々が輝く夜空に変わっていました。
そして、上条さんは凍った涙腺から涙をこぼすように言います。
俺だって悔しいよ。
悔しいに決まってる。そんなの悔しいに決まってるだろ‼︎……俺が一体何をしたっていうんだ。別に目も眩むような大金が欲しいとか、馬鹿みたいな権力を牛耳って王国を作りたいなんて望んでいる訳じゃない。ただ、いつもと同じように学生寮で目を覚まして、インデックスのご飯を作って学校へ行って、放課後に友達と遊んで……そんな当たり前のものを取り戻したかっただけなんだ。なのに、どうしてそれだけで絶対悪なんて呼ばれなくちゃいけないんだ!大勢の人の命を天秤にかけなくちゃならないような場所に立たされなくちゃいけないんだよ‼︎こんなの馬鹿みたいだ。ちくしょう、どうして俺ばっかりこんな目に遭わなくちゃいけないんだ。何が『不幸』だよ、ちくしょう‼︎今まではそれでものらりくらりとかわして騙し騙し折り合いをつけてきたんだ。なんとかバランスを取ってやってきていたんだ!それをあいつは全部ぶっ壊した。悔しいに決まってるだろ!血反吐を吐いて涙交じりにどうにかこうにか乗り越えてきた道を、オティヌスのヤツはまるで遊びか何かみたいにあっさりまたいでいきやがった!全部あいつに奪われた‼︎……もう戦いたくない。そんな怪物相手に立ち向かいたくない。別に、いつだって戦いたくて戦っていた訳じゃないんだ。ただ、目につく所ではいつも誰かが涙を堪えていて、死ぬほど辛い目に遭ってわんわん泣いたって誰も文句を言わないのに、そういうヤツに限ってずっと我慢していて……そういうのがどうしても許せなかった。馬鹿みたいに拳握って渦中に飛び込んで、どうにかこうにか事件を解決して……。感謝をされたかった訳じゃない。見返りが欲しかったなんて思ってもない。だけど、そうやって乗り越えていくごとに、人の輪は大きくなっていった。人の繋がりが、何となくこれには意味がある事なんだって錯覚させた‼︎その結果がこれだ。俺は全部奪われた。最初から、意味なんか何にもなかったんだよ。そんなちっぽけな幻のために、失われた命が戻って来たなんて神様の奇跡みたいな状況を放棄するなんで絶対に駄目だ。俺だって、もっとみんなとはしゃいでいたかったよ。自分の置かれた状況が、どれだけ居心地の良いものだったかなんて、今の今まで知ろうともしなかった。例えばまだこれが結果の出る前の話で、オティヌスがこれから失われた命を残らず生き返らせてやるなんて提案をされたら、俺だって適当な綺麗事を並べて突っぱねたかもしれなかったよ。彼らの死にだって意味はあったとか、人の命はそんな簡単に左右して良いものじゃないとか、美辞麗句を並べてな!だけど、もう結果は出ているんだ。今から全てを『元に戻す』って事は、ここで何も知らずに笑っている人達をもう一度自分の手で殺す事と何にも変わらないんだ‼︎良いか、どんなに言い訳を重ねたってこの事実は何も変わらない。俺が!俺がこの手で選んだ選択が!彼らを一人残らず殺すんだよ‼︎そんなの、もう、どうにもならないじゃないか。事件も借金も失恋もない世界を取り上げて何になる ︎仮にオティヌスを倒して、全てを『元に戻して』、生きているはずのない人間を正しく綺麗に殺戮し尽くしたとして、その先に俺が思い浮かべている、あの日あの時の世界なんか待っているのか?俺は何も知らずにいつもの時間を過ごしている人達の前で、どんな顔をすれば良いんだ。笑っていれば良いのか。何も知らない人達の前で、全てを知っている俺が、何も知らない体で馬鹿みたいに笑っていれば良いのかよ‼︎ふざけんな‼︎どのみち、もう、何にも残らない。オティヌスが勝とうが負けようが、俺が生きようが死のうが『元』なんか戻ってこない‼︎どこに転がってどんなふうに結末を迎えようが、何にしたって成功はしないんだ。どれを選んだって失敗しかなくて、結局はどこかに不満が残って、やがて全ては瓦解していく。それだったら戦う意味なんかねえだろ‼︎奇跡みたいな状況を壊してどうするんだよ‼︎どっちに傾いても破滅しかないなら、もうオティヌスの勝ちって事でいいだろ。後は救われた人数で決めてしまえば良いだろう‼︎俺なんかじゃ敵わないって事ぐらい最初っから分かっているんだから‼︎それ以外に一体何ができるんだ。こんなっ、こんなの、ここまでやられて前なんか一歩でも進める訳がねえだろうが‼︎‼︎‼︎
上条さんが口にした言葉は、みにくいものかみしれない。美しいものでもないかもしれない。
総体は、それを聞いていました。
そして、安心しました。
総体は、やっと言いたいことを言います。
何で自分の事情をいつも一番下にするのか。
上条さんは、脅えていました。
幸せな世界を壊してみんなの笑顔を作っていられない。
総体は、言い返します。
だったら隠さなければいい。そして、謝ればいい。
私の一緒に謝ってあげる。
そして、上条さんは本音を言います。
「独りよがりだろうが何だろうが、他の誰かの幸せになんか繋がらなくたって・・・やっぱり俺は、あそこに帰りたいよ」
そして、上条さんはオティヌスと決着をつける為に拳を握ります。
「決着をつけに行こう。神様ってヤツと戦うために。」
上条さんが去って部屋で総体は消えかかっていました。
総体は、上条さんが戦えるためのカードを持っていました。
それは、オティヌスが世界改変をするので総体が消えかかっていました。
だから、消えてしまう自分を助ける為に戦って。
そう言えば、上条さんは戦える。
しかし、今回は上条さん自身で戦う理由を見つけてなければならなかった。
学校の校庭。
上条さんの平和の日常の象徴である場所でオティヌスは、待っていました。
上条さんとオティヌスの戦いがはじまりました。
この勝負は、上条さんが折れるかオティヌスが折れるか。
どちらかが折れれば戦いが終わるのでした。
上条さんがオティヌスに殺されると一番最初の真っ黒の世界に戻ります。
一番最初の真っ黒の世界からオティヌスとの直接体験までのループを10031回繰り返しました。
そして、オティヌスの攻撃を上条さんが躱しました。
上条さんは、オティヌスの攻撃を死んで覚えました。
オティヌスの攻撃を死んで覚えることでオティヌスの攻撃のクセなどを体で覚えました。
上条さんは、オティヌスの攻撃を躱しながら近づきました。
しかし、オティヌスは今まで成功の確率だけで戦っていました。
オティヌスは、失敗の確率100%を使って反撃しました。
上条さんは、折れてしまいました。
だから、オティヌスに言います。
俺の右手を役立ててくれと。
上条さんは、オティヌスの事を理解してました。
上条さんが経験した無間地獄。それは、オティヌスが経験したことでした。
オティヌスが元と
同じ世界を作るから大丈夫?そんな訳がない。同じ世界との違う場所を知っていたらそれは悲劇だよ。
オティヌスは、そこで気づきます。
自分は、元の世界に戻りたいわけではなかった。
自分の事を理解してくれる人間が欲しかったのだ。
それに気が付いてオティヌスは、次に作る世界を決めていました。
ヒーローの戦う理由
上条さんが目が覚めるとそこは元の世界でした。
美琴、インデックス、レッサー、バードウェイがオティヌスに対して敵意むき出しでいました。
そして、美琴達はオティヌスに攻撃を仕掛けます。
オティヌスは、美琴達の攻撃を黙って受けていました。
そこで上条さんは、気が付きます。
オティヌスが自分の世界に譲ってくれた。それは、オティヌスが世界の敵になっている事でした。
だから、上条さんはオティヌスを守る為に戦います。
「だったら、俺がお前を助けてやる。世界の全てと戦ってでも‼︎」
上条さんは、オティヌスの中に善意がある事が分かっていました。
今のオティヌスは、殺す必要がない。
しかし、それを証明する方法がありませんでした。
だから、一時的にも世界と戦うしかない。
あれだけさんざん恋い焦がれて、世界中の笑顔と決別してでも戻りたかった場所。
少年は、そこから再び背を向ける。
これは、その価値が分からない訳ではない。
本当の意味で。
『そこ』に帰るために。
さあ、戦え。
たった一人の少女の命と笑顔を守るために、右の拳を握りしめて。
感想
感動したよ。
何度も何度も心が折れる地獄を経験したのに耐えて耐えていきました。
強い精神の持ち主ですよ。
一つ一つが常人なら心が折れてもおかしくないのに耐えましたよ。
強すぎです。
でも、上条さんは心が折れてしまいます。
しかも折れた理由がインデックスが笑っていたからです。
上条さんらしい理由ですね。
総体との会話も好きです。
自分の為に戦えるようになった上条さん。
総体の母親感凄いですね。
説教するのではなく説得しました。
自分の為に戦ってもいいんだよ。
総体のおかげで立ち上がることができた上条さんは、オティヌスと戦います。
総体が言うと説得力が違います。
実験の為に作られた妹達。
妹達には、自分の意志が無く他人の都合で生きていました。
しかし、上条さんや一方通行・御坂美琴によって個性を持ち始めた妹達。
その妹達の全体の意志である総体。
上条さんも同じでした。
他人を優先する為か上条さんの都合がありませんでした。
そんな上条さんに手差し伸べたのが上条さんに救われて個性が出てくるきっかけになった総体でした。
オティヌスは、上条さんとの対比がされていました。
手を差し伸べてくれる存在がいるのかいないのか。
そこが対比されていましたね。
上条さんには、総体がいました。
しかし、オティヌスにはいませんでした。
だから、オティヌスは一人で暴走していました。
しかし、今は違います。
上条さんがオティヌスの事を理解しました。
上条さんがオティヌスを助けました。
そして、オティヌスを守る為に世界と戦います。
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