こんにちは、トマトです。
今回は『創約とある魔術の禁書目録6巻』の感想をあげたいと思います。
あらすじ
①12月31日午前9時 上条当麻は、第11学区の東ゲート前でインデックスとオティヌスそして、雲川芹亜の3人を待っていた。理由は、雲川の誘いで渋谷にアルバイトに向かう為に待ち合わせをしていた。
②上条さんは、後ろから声をかけられて、背中から細い手が貫通する。
③雲川に起こされる上条さん。目が覚めた上条さんは、自身の体を見るが何も異常はなかった。雲川は、上条さんの行動に不信に思う。そして、上条さんの上着に付いているタグを剝がす。
④上条さんは、渋谷で宅配サービスでお金を稼ぐ。その中でふわふわ日焼けのお姉さん、コスプレ中学生と出会う。
⑤上条さんは、ある事に気が付く。それは、何で新しい上着を着ているのかだ。そこから背中から細い手が貫通したことを思い出す。
⑥後ろを全力で振り返った上条さん。女性の手が上条さんの脇腹をえぐる。
⑦上条さんは、死んでいておかしくない状態だったが、生き残っていた。そして、ボロ二イサキュバスに救われる。上条さんは、襲撃者・アラディアを確認する。
⑧アラディアは、『橋架結社』の中心であるアリスの脱線を認めなかった。アリスの脱線の原因、上条当麻の殺害をしようとしていた。ボロ二イサキュバスは、上条さんを助けようとしていた。
⑨上条さん達は、ミヤシタアークまで逃げる。ミヤシタアークでボロ二イサキュバスから現状の説明を聞く。
⑩『橋架結社』は、人の為に夢を叶えようと集まった組織。メンバーの一人一人が魔術サイドに匹敵する強さを持っている。
一人が好き勝手に世界を改変すると、他の誰かが納得できない。そんな状態にならないようにアリスがいた。アリスの決定通りの世界を創ろうとしていた。
しかし、誤算が生まれる。それは、アリスが上条当麻に興味を持ったからだ。そこで、『橋架結社』は、二つに分かれる。上条当麻の殺害派と救出派だった。
⑪上条さんがボロイサキュバスから『橋架結社』の説明を受けている最中、アラディアは、善業を積んでいた。
⑫アラディアは、魔術を使って上条さん達を探す。液体が人の形なって上条さんを探していた。遂に上条さんが見つかってしまう。
⑬ 追い詰めた上条さん達。ボロ二イサキュバスは魔術『コールドミストレス』を使ってアラディアに応戦する。
『コールドミストレス』は、身体のあらゆる信号を苦痛に置き換える魔術。
『コールドミストレス』によってアラディアは、苦しむ。
⑭ボロ二イサキュバスは、上条さんを助ける為に無茶をしていた。体を貫かれた上条さんを治療する為に自身の血を上条さんに輸血していた。その為、ボロイサキュバスは死にかけていた。
⑮上条さんは、ボロ二イサキュバスを助ける為に一度アラディアから逃げる。
⑯上条さんとアラディアの戦闘中、アレイスターと木原脳幹はミヤシタアークにあるアンナ=キングスフォードの死体を見つける。
⑰上条さんは、スマホを使ってインデックス達と合流する。インデックスからアラディアが使っている魔術の情報を得る。
⑱アラディアは、魔術・『布教』を使い渋谷にいた人を上条さんを探すように命じる。命じられた人は、アラディアと同じことができる。
⑲ボロ二イサキュバスは、『コールドミストレス』を使い集団ヒステリーを起こす。アラディアの『布教』で命じられた人とボロ二イサキュバスの『コールドミストレス』でヒステリーを起こす人がぶつかり合う。
⑳上条さん達は、人々の暴動を避けながら渋谷のスクランブル交差点にいるアラディアとボロ二イサキュバスを見つける。
㉑上条さんは、違和感を感じる。それは、ボロ二イサキュバスがアラディアとぶつかっていることだ。ボロ二イサキュバスは、アラディアに対して逃げる姿勢を取っていた。そこで上条さんは気が付く。ボロ二イサキュバスが戦う理由は、上条さんを守るためだった。
㉒アラディアにぶつかり合い敗北するボロ二イサキュバス。ボロ二イサキュバスの身体は、ボロボロだった。ボロ二イサキュバスを助ける為に『旧き善きマリア』に助けを求める。
㉓ボロイサキュバスは、上条さんを助ける為に自身の血液を消費していた。だから、『旧き善きマリア』の魔術では救う事ができないと『旧き善きマリア』が告げる。雲川の機転によって完全人工物の輸液を使いボロイサキュバスを助けあれるのではないかと気が付く。
㉔雲川が提示した方法を試そうとする『旧き善きマリア』にボロ二イサキュバスを任せる。上条さんは、アラディアと交戦する。
㉕「だが20分で幻想を丸ごと全部ぶっ殺す。20分だ。渋谷を埋め尽くす魔女達の騒ぎは、この20分で完全に決定的に終わらせてやる‼!!」
㉖上条さんは、アラディアの『三倍率の装填』に苦戦する。『幻想殺し』で『三倍率の装填』を逸らすが、その逸らしすら利用してアラディアは、攻撃する。
㉗雲川達は、輸液を見つける。
㉘上条さんは、オティヌスの助言によって『三倍率の装填』の秘密に気が付く。
㉙上条さんが『三倍率の装填』の秘密に気が付いたことで戦局は、上条さんに傾く。アラディアは、大技を放つが上条さんの『幻想殺し』によって阻まれる。
㉚無事にアラディアを撃破した上条さん。ボロイサキュバスを治療した雲川達が合流する。雲川は、ボロイサキュバスの下着にGPSを装着したことを告げる。
㉛今回の騒動を見学していたアンナ=シュプレンゲルの前にアンナ=キングスフォードが現れる。シュプレンゲルとキングスフォードの戦いがはじまる。二人の戦いは、キングスフォードの圧勝で終わる。
感想
久しぶりに気持ちの良い終わり方で良かったよ!
ここ最近は、胸糞悪い終わり方だったから、爽快感のある終わり方で良かった。
今回は、上条当麻を巡る『橋架結社』通しの戦いでしたね。
上条当麻殺害派のアラディア VS 上条当麻救出派のボロ二イサキュバスの戦いでした。
ここでキャラクター個人の感想を書いていきます。
雲川芹亜
やっぱり頼りになる先輩だよ。
上条さん達に足らない知識を見事に補ってくれましたよ。
魔術という異能に加えて魔術の中でも特異なボロイサキュバスを助ける方法にいち早く気が付きましたね。
人間用の血液は輸血できない。なら、どうする。
答えは、簡単。
完全人工物の輸液を使えばいい。
いや~。この冷静さは、大人って感じでいいですね。
今回の雲川先輩は、渋谷にあるミヤシタアークに目的があったようですね。
ミヤシタアークと言えば、アレイスター・クロウリーも目的がありましたね。
狙いは、アレイスターと同じでアンナ=キングスフォードですかね。
それとも違うもの?
これは、気になりますよね。
これがどう働くのか。今後が楽しみです。
インデックス
インデックスは、相変わらず可愛いですね。
特にR18の内容が分からずキョトンとしているのが可愛いよ!
やっぱり知識は、豊富ですね。
『橋架結社』の使う魔術でも分かるのは、流石ですね。
今回は、知識面で上条さんをフォローしたけど、次回以降は違う活躍を見てみたいですね。
オティヌス
オティヌスが上条さんの肩に乗っている時の安心感は凄いですね。
上条さんの足りない部分を補ってくれますよ。
アラディア戦でもオティヌスのアドバイスによって戦局は、上条さん傾きました。
そして、上条さんがアラディアに最後の一撃を与える時にオティヌスのセリフが熱かった。
上条当麻
今回は、なんとバイトをはじめました!!
食品配達サービスで働きましたね。体力は、かなりある上条さんにとって転職かもしれませんね。
でも、不幸が擬人化したような人間が一日を無事に終えるわけがありません。
アラディアに体を貫通させられましたね。
そして、『旧き善きマリア』によって治療してもらいました。
治療の度に上条さんは、右腕をぶっ切られていました。
う~ん。右腕の中に潜んでいるものは、でなかったんですかね。
アレイスターがやったように上条さんの頭に右腕が付いていると誤認識させたのですかね。
それとも、右腕の中に潜んでいるののが出る前に治療して、右腕も復活させたんですかね。
これは、気になります。
自分を助ける為に命まで捨てることができるボロイサキュバス。
上条さんが気にいるのも分かりますよ。
今後、上条さんとボロ二イサキュバスが肩を笑いあう展開を見てみたいですよ。
アレイスター・クロウリー
ミヤシタアークにアンナ=キングスフォードの肉体を求めていましたね。
そして、アレイスターの過去が少し明らかになりましたね。
1947年に命を落としかけた時の話でしたね。
英国の雪山、その奥で聖者の永続的保存担う組織にコレクションにされかけていた。そして、仮死状態にしたのが『あの医者』と呼ばれる人物。
この人物はカエル顔の医者なのかな?
遂にあの人にも触れられるのかな?
アンナ=キングスフォード
この女強すぎですよ!
強キャラ感があったアンナ=シュプレンゲルを圧倒していました。
魔術を特別な存在として扱わずにただそこにあるから使っているだけ。
そんなアンナ=キングスフォードと共に行動する為にアレイスターは、科学を使っていました。
今は、アレイスターの思い通りに動かされている感じですが、アレイスターの失敗の呪いによってアンナ=キングスフォードがどうなるか?
これは、楽しみですね。
橋架結社
超絶者による集団。
超絶者が理想の世界を創ると他の超絶者による不満が爆発する。そうなってしまうと世界が滅んでしまう。
それを防ぐ為に用意されたのがアリスだった。
アリスに直接世界を創らせることにした。それが、どんな結果になろうとも文句は言わない。
しかし、そうはならなかった。
アンナ=シュプレンゲルの介入によってアリスは、上条当麻に懐いてしまった。
上条当麻という不確定要素を対処する為に上条当麻を殺害しようとする派閥が現れた。
それが、アラディアだった。
そして、上条当麻を救出しようとするボロ二イサキュバスがいた。
今回は、アラディアとボロ二イサキュバスの二人の争いだった。
アラディア
— はいむらきよたか (@haimurakiyotaka) 2022年4月11日
アラディアは、ずっと虐げられてきた魔女を救う為に戦ってきた魔術師。
あ~。だから。魔女達の女神ね。
アラディアにとって魔女達以外の存在は、気にしていない。
だから、今回のような大暴れができるのか。
アラディアは、複数の魔術を使い上条さんを追い詰めました。
『三倍率の装填』
この魔術は、使用者が行った行動を、善業なら三倍の幸福。悪行なら三倍の不幸として返す。
しかも、屁理屈のような行動であっても善業で三倍の幸福で返すことが可能。
もの凄いチートな魔術ですよ。
術式には、必要な手順があり、身近な薬草を足元で調合して膏薬する。その為、自身の影を一か所にしか伸びていない為、術式がばれやすい。
布教
アラディアの衣装と白紙のルーズリーフ型魔導書『影の書』を布教して、一般人に『三倍率の装填』を使えるようにする。
流石超絶者って感じですね。
今までの敵とは、違いますね。
破壊よりも拡散に重きを置いている感じですね。
ボロ二イサキュバス
良い子すぎですよこの子は!
真正面から戦っても勝ち目がない相手・アラディア。
アラディアから命を狙われている上条当麻。
上条当麻は、冤罪で命を狙われている。いつか敵になる上条当麻を守る為にボロニイサキュバスは、アラディアと戦う。
冤罪で殺されそうになっている人間を守る為に命を懸けて戦う。精神が強すぎですよ。
ボロニイサキュバスは、淫らなサキュバスだけを集めた娼婦館を経営した冤罪で死刑判決を受けている。
自分のような冤罪被害者の名誉を守る為に戦っている。
そんな彼女が使う魔術
『コールドミストレス』
この術式は、あらゆる快の信号を苦痛に変える魔術。
サキュバスだというからえっちな魔術を使うと思ったら。
まさかの逆だった。
アラディアと違い出会ってない人間にも作用するのも強い!
そして、アラディアと同じでボロニイサキュバスも拡散の魔術ですね。
他にも『橋架結社』の魔術師は、『旧き善きマリア』がいましたね。
今の所彼女の魔術は、上条さんを回復させた魔術が出てきました。他には、どんな魔術があるのか楽しみです。
そして、アリス。
アリスの正体に関わることをアレイスターが言っていましたね。
「つまり、あのアリスは、アレイスター・クロウリーが独自に開発した技術体系Majiickから生じた何かだ」
という事は、アレイスター以降の魔術である事が間違いないんですかね。
でも、魔術の始祖であるアンナ=キングスフォードが登場している。
アレイスターの考察が間違っている可能性もあるんですよね。
そして、アレイスターやアンナ=キングスフォードをコレクションにしようとしている組織がいる事も書かれてました。
創訳は、アンナ=シュプレンゲルがラスボスかと思ったら他にも気になるキャラが沢山出てきました。
7巻以降も楽しみですね。