こんにちは、トマトです。
今回は『かがみの孤城』の感想を上げたいと思います。
あらすじ
学校での居場所をなくし、部屋に閉じこもっていた中学生・こころ。
ある日突然部屋の鏡が光り出し、吸い込まれるように中に入ると、そこには不思議なお城と見ず知らずの中学生6人が。さらに「オオカミさま」と呼ばれる狼のお面をかぶった女の子が現れ、「城に隠された鍵を見つければ、どんな願いでも叶えてやろう」と告げる。期限は約1年間。
戸惑いつつも鍵を探しながら共に過ごすうち、7人には一つの共通点があることがわかる。互いの抱える事情が少しずつ明らかになり、次第に心を通わせていくこころたち。そしてお城が7人にとって特別な居場所に変わり始めたころ、ある出来事が彼らを襲う―
果たして鍵は見つかるのか?なぜこの7人が集められたのか?それぞれが胸に秘めた〈人に言えない願い〉とは?
すべての謎が明らかになるとき、想像を超える奇跡が待ち受ける―
感想
いい作品でした。
原作未読で映画を見ましたけど、楽しめました。映画という制約の中で登場人物のバックホーンに触れられらたのが数人だけだったので、全員分見てみたいと思いました。
主人公達が悩んでいる事は、特別なことはありませんでした。
学校内でのいじめや家庭の事情によって居場所を無くした少年・少女がお城に集められました。
お城での生活を通して彼らは、少しずつ前に進んでいきます。
映画では、こころに焦点が当てられました。
こころは、学校内でいじめにあっていました。しかし、そのことを誰にも相談することができませんでした。
城の中での生活でこころは、他の人たちが自分が住んでいる街にいる。そう思い元気になりました。そして、母に自分がいじめられている事を告白します。
母やフリースクールの先生の支援もあってこころは、前に進んでいきます。
3月に友達の萌を久しぶりに話す。萌の考えにこころは、感心します。
そして、一人ぼっちになっているあきに手を差し伸べます。
こころは、城での生活を通して他人との関わりや助け合いを学び、母やフリースクールの先生や萌から視野を広げる事を学び、成長しました。
このようにこころの成長を丁寧に描かれています。小説だと他のキャラにもちゃんと描かれているので読んでみたいです。
残念だったのが、前半が淡々と時間が流れていくことです。城での生活が淡々と描かれている。人によっては、つまらなく感じてしまうかもしれません。
まとめ
この作品は、今悩んでいる人、悩んでいる人と関わっている人に見てほしいです。