メリーバッドエンド

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とある暗部の少女共棲3巻 感想・ネタバレ

こんにちは、トマトです。

今回は『とある暗部の少女共棲3巻』の感想をあげたいと思います。

 

いやね、3巻読みましたよ。

今回の敵は『正義』でしたよ。

今までの敵は麦野と同じ『悪党』でした。

しかし、今回は『正義』。

今までとは異なる戦いが見れると思ってワクワクしましたよ。

 

今回はバトルだけじゃありませんよ。

麦野の『表』の顔が見れましたよ。

そーいえば、麦野って高校生なんですよね〜。

 

まともに高校には行ってないですけどね!

 

内容

①『アイテム』は悪徳カルト宗教を襲撃していた。ターゲットは、教祖であるディケ=ゴッデス=サルベーションの殺害だった。しかし、教祖は他の『暗部』に殺害されていた。その『暗部』は『サディスティックドールズ』。

 

②『アイテム』は、『サディスティックドールズ』を潰す為に情報収集をはじめる。

 

③『サディスティックドールズ』の情報が入っているUSBメモリーを解析する時間、メイド喫茶に入った『アイテム』。そこにいたのは『サディスティックドールズ』だった。

 

④『アイテム』VS『サディスティックドールズ』。『サディスティックドールズ』のメンバーのメンバーをほぼ全員殺す。しかし、メンバーの一人だけ他の人間に殺されていた。

 

⑤『サディスティックドールズ』を殺害した『フリーズ』。彼等は、『アイテム』について探ろうとしていた。しかし、『アイテム』と接触してしまつ。そして、『フリーズ』は『サディスティックドールズ』を殺害した事実を隠しながら、『サディスティックドールズ』の調査をしている『アイテム』と行動を共にする。

 

⑥『アイテム』の調査の結果、『フリーズ』正体かバレてしまう。『アイテム』は『フリーズ』を倒す。

 

⑦『アイテム』とは別に『フリーズ』を追いかけていた人物が現れる。その人物は麦野の高校生の同級生・白鳥熾媚だった。

 

⑧『アイテム』と『探偵』白鳥熾媚がぶつかり合う。白鳥は、一度撤退する。『アイテム』に時間をくれれば事件の詳細は渡すと言って去っていった。

 

⑨『アイテム』は白鳥熾媚について調べる。そして、白鳥熾媚の拠点の場所が判明する。

 

⑩白鳥も白鳥で今回の事件を調べていた。

 

⑪『アイテム』は白鳥を第16学区にある氷の宮殿におびき寄せる。待ち伏せされていた白鳥と『アイテム』の戦いがはじまる。

 

⑫白鳥の能力が分からないまま戦う『アイテム』。少しずつ追い詰められていく。しかし、華野の手助けによって戦局が変わる。

 

⑬白鳥の能力の仕組みを理解した麦野は、白鳥を追い詰めていく。白鳥を倒す。

 

⑭死にゆく白鳥は、『アイテム』に今回の事件について調べた情報を渡す。そして、麦野の事をフレンダ達に頼む。

 

⑮『アイテム』を殺すべく風紀委員000支部が動き出す。

 

⑯『アイテム』と風紀委員000支部が戦う。風紀委員000支部の連携技によって絹旗以外は倒れる。

 

⑰絹旗は『アイテム』を裏切れば助かる道があったのに、最後まで裏切らなかった。

 

⑱「だったらどォしたっつーンです・・・・・・。私は身内と決めた人は裏切らねェ。そォいう選択肢だけはァ絶対に選べませンッ!!!!!!」

 

⑲絹旗の宣言を聞いた麦野は、ブチ切れて暴走する。風紀委員000支部を追い詰めていく。

 

⑳とどめを刺そうとするが絹旗に止められる。麦野は風紀委員000支部を殺さずに終わる。

 

㉑華野長美と木原脳幹は、『サディスティックドールズ』の管理者の拠点に向かっていた。拠点にあったのは、『サディスティックドールズ』の管理者の死体だった。今回の事件にレベル5の第六位が関わっていた。

 

㉒麦野と第六位が接触していた。第六位の能力によって麦野は、翻弄される。

 

感想

どんだけ、麦野を追い詰めたら気が済むんだよ!

と思う内容でしたよ。

『とある暗部の少女共棲』は、本当に麦野を追い詰めますよね。

 

第1章

第4学区の『クローンコンプレックス』で仕事をしていた。

ターゲットはカルト教団の教祖ディケ=ゴッデス=サルベーションの殺害だった。

 

しかし、教祖は他の『暗部』に殺されていた。

『サディスティックドールズ』によって暗殺されていた。

『サディスティックドールズ』は、表ではガールズバンドで活動していた。

『サディスティックドールズ』は、わざと『クローンコンプレックス』の警報を鳴らして、警備を『アイテム』にぶつけた。

 

警備をぶつけられた麦野は、ブチ切れた。

 

そりゃブチ切れますよね!!

あの麦野を怒らせるなんて、怖いもの知らずですよ!『サディスティックドールズ』は!

 

今後も『サディスティックドールズ』に仕事を奪われないように、『サディスティックドールズ』を潰すことに決めた『アイテム』。

 

現時点で『サディスティックドールズ』分かっていること。

 

サキ。

ボーカル担当。

使用武器は不明。

 

メグ。

ギター担当。

武器は、超高圧電流を発射する殺人エレキギター

 

スズラン。

ベース担当。

武器は、酸素アセチレンバーナーを仕込んだ火炎放射ベース。

 

ユアミ。

シンセサイザー担当。

使用武器は不明。

 

アマモ。

ドラム担当。

使用武器は不明。

 

バンドをしていることもあって武器は、楽器に仕込んでいるのかよ!

楽器なら普段から持ち運びもするから隠しやすのかな?

 

『サディスティックドールズ』が起こしたであろう事件の詳細から行動パターンが見えてきた。

それは事件をわざと大きく見せる事で野次馬を呼んでいた。一般人だけじゃなく『暗部』も。

そして次の標的は、『アイテム』。

 

悪癖として目的の為なら一般人を巻き込み、標的の家族を人質に取る。

 

う〜ん。

やっぱり『暗部』やわ。

ろくな連中じゃないですよね!

 

『サディスティックドールズ』は結成されてから日が浅い。

短期間で結束を高める施設を利用していると推測する。

 

その施設の名前はきずな屋。

安アパートやキャンプ場に放り込んで共同生活をさせる。

そうやって、一つの集団を擬似的な家族として結びつける。

 

『アイテム』はきずな屋を襲撃して顧客情報を得る。

 

顧客情報の量は膨大で解析に時間がかかる。

『アイテム』はお昼ごはんを食べにメイドカフェに行く。

 

ここでフレンダがお店を決めた基準が面白いんですよね。

厨房のダクト。

ちゃんと調理している所は、油汚れでお店の裏方が真っ黒になっている。

 

なんか納得しちゃいましたよ!

 

メイドカフェにいたのは、『サディスティックドールズ』のギター担当のメグだった。

他のメンバーもメイドカフェにいた。

 

『アイテム』対『サディスティックドールズ』がはじまる。

 

ボーカル担当のサキは、スタンドマイクの中に仕込んだレイピアで絹旗と戦う。

 

仕込み杖ならぬ仕込みマイクか。

マイクに武器を隠すなら刃物だよねぇ。

 

『サディスティックドールズ』の戦いにはある規則性があった。

頻繁に立ち位置は変わるものの本当に本当につるんでいるメンバーは固定で決まっていた。

 

ボーカル、ギター、シンセサイザー

ベース、ドラム。

 

まぁ、所詮はきずな屋を使って深めた絆。すぐにボロはでるよな。

 

ボーカル担当のサキとベース担当のスズランは、麦野と絹旗に瞬殺されていた。

 

シンセサイザー担当のユアミの武器は、改造レーザーポインターを仕込んだキーボード。

一瞬で麦野に倒されてましたよ。

 

ドラム担当のアマモは武器も判明せずに倒させていた。

 

ギター担当のサキは、仲間を見捨てて逃げていた。しかし、何者かに殺されていた。

 

第2章

 

ギター担当のサキを殺したのが『フリーズ』。

鉤山佐助、冴谷メリュジーヌ、雨川創磁。

三人組で活動している。

 

決定的な写真を撮って社会の悪を始末できればよし、例外的な処置として殺害することもある。

その例外的な処置が『サディスティックドールズ』のサキだった。

 

『フリーズ』の次のターゲットは『アイテム』だった。

『アイテム』を遠くから観察していたのに、麦野と滝壺が鉤山に近づく。

 

麦野は、鉤山が『暗部』関係者だと知って接触する。

麦野は鉤山の知恵を借りようとしていた。

 

まぁ、そりゃそうだよな。

自分で起こした事件を目の前で調査されるなんて。

自分達の正体がばれたらそれで終わりですもんね。

下手に動いたら殺させる。

 

こんな危機を鉤山は乗り越えられるかと言うと。

答えはNOでしたよ。

滝壺の勘が冴えに冴えまくっていたんですよね。

 

『フリーズ』が用いたトリックをことごとく見破っていくんですよね!

うん。

この過程が本当に恐ろしい。

ほぼノーヒントから答えまで導くんですよね!

 

正体がバレた『フリーズ』の前に現れたのが麦野の同級生である白鳥熾火媚だった。

 

第3章

『サディスティックドールズ』のサキが殺された事件。

この事件を追っていたのは『アイテム』だけではなかった。

『探偵』の白鳥熾媚も調べていた。

 

そして白鳥は、麦野の同級生であった。

麦野の『表』の知人だった。

 

白鳥は麦野に時間をくれれば倫理で整理した事件の情報を渡すと言って姿を消した。

 

ここで麦野の表の知人が出てくるのか。

麦野は白鳥の言うことを信じていたんですよね。

 

ガールズバンドとしての『サディスティックドールズ』。

ネズミ。

 

『暗部』の世界で生きている麦野の唯一の『表』の知人。

その知人か『暗部』に顔を出している。

 

その事実が麦野を苦しめていた。

 

白鳥熾媚

『探偵』としての仕事。

警備員が取りこぼした難事件を別のアプローチから解決して犯人を突き出す。

だが事件を解決した結果、何が起きても責任は取らない。

 

うん。

純粋に表の人間とは言いづらいですよね。

かといって『暗部』でもない立ち位置。

 

そんな白鳥を『アイテム』は第16学区の氷の宮殿におびき寄せる。

 

白鳥は、『アイテム』の誘い通りに氷の宮殿に現れる。

白鳥は『アイテム』にただで情報を渡すわけがなかった。

助手のニホンオオカミと共に襲いかかってきた。

 

白鳥熾媚は、氷を操り、炎の壁を出す。

正体不明の白鳥熾媚の能力に翻弄される『アイテム』。

 

そんな中、滝壺が白鳥熾媚の能力に気が付く。

 

白鳥熾媚の能力。

幻覚。

リアルな幻覚を見せて、体にダメージが入ったと錯覚させていた。

 

幻覚を見せる能力か。

精神操作は厄介ですよね。

以前も蜜蟻愛愉に麦野がやられてましたし。

 

白鳥の能力を見破っても白鳥の優位は変わらなかった。

しかし、華野が麦野に変相して氷の宮殿に現れた事で戦局が変わる。

 

ここで華野が来るとは思わなかった。

まぁ、あの女の事だから『アイテム』に死なれると面倒だからという理由なんでしょうね。

 

麦野が白鳥を倒す。

白鳥は麦野に今回の事件の概要を託す。

そして、『アイテム』のメンバーに麦野の事を託して死亡する。

 

白鳥が調べていた事。

『アイテム』が仕事で壊滅させた科学カルト教団。その教団が風紀委員を殺していた。

 

風紀委員の死に関与した人物を暗殺する組織・風紀委員選抜処刑チーム第000支部が『アイテム』をターゲットにしていることだった。

 

第4章

『アイテム』対風紀委員第000支部

めちゃくちゃ強かったですよ!

 

能力がバレているとはいえ、『アイテム』が全滅寸前になるとは思わなかったですよ。

 

風紀委員000支部

・イノウエ=フォックス

光を操り、凝縮して操作する。

・ヤマダ=コヨーテ

標準を合わせる

・サトウ=リカオン

電子機器を爆弾に変える『励起爆発』

・タナカ=ジャッカル

『原子崩し』すら防ぐ盾を出す『正面突破』

 

『アイテム』に似たような構成ですよね。

風紀委員第000支部の連携によって追い詰められる『アイテム』。

しかし、フレンダを起点にして、逆転していく。

 

これで終わるなら、暗部と戦っていた風紀委員第000支部ではないんですよね!

 

4人合わせての合体技『小惑星迎撃想定戦略レーザー攻撃』によって『アイテム』は、絹旗を残して意識を失う。

 

一人一人の能力は、小さいけれど力を合わせれば巨大な敵を倒せる。

これは正義側のルールですよね!

 

絹旗は、選択を強いられる。

『アイテム』裏切れば生き残る可能性がある。

 

だが、しかし。

絹旗の選んだ道は違った。

 

『アイテム』を裏切らない。

それが絹旗の選択肢だった。

 

「だったらどォしたっつーンです・・・・・・。私は身内と決めた人は裏切らねェ。そォいう選択肢だけはァ絶対に選べませンッ!!!!!!」

 

そんな言葉聞いて黙ったままでいるわけがないのが麦野ですよ!

 

ブチ切れた麦野は、能力を暴走させていた。

風紀委員第000支部の連携を崩した麦野は、トドメを刺そうとする。

 

しかし、白鳥の死にゆく姿。

 

それを思い出して、風紀委員第000支部を殺すのをやめる。

 

終章

華野と木原脳幹は、『サディスティックドールズ』の電話の声を訪ねていた。

 

しかし、そこにあったのは電話の声の死体だった。

園都市第六位が動き出したことを二人は確認する。

 

麦野は第六位と接触していた。

第六位の能力によって麦野は翻弄する。

 

やっと登場しましたよね。

第六位。

 

能力は未だに謎だらけですよね。

描写だけ見ていると創約2巻と同じ感じなんですよ。

 

第六位は、原作ではなく『とある暗部の少女共棲』で掘り下げるんですかね。