メリーバッドエンド

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スパイ教室短編集3巻 感想・ネタバレ

こんにちは、トマトです。

今回は『スパイ教室短編集3巻』の感想をあげたいと思います。



あらすじ

1章 ファルマ

①リリィ・サラは、休暇で上機嫌だった。妙に高いテンションで食堂に向かう。食堂では、目つきの悪い男・ヴィンドがパンを食べていた。『鳳』は、『灯』の住処にたむろしている。

②『鳳』のファルマは、『灯』に仕事の手伝いを頼む為に『灯』を訪ねていた。ファルマは、エルナ・アネット・サラに手伝いを頼んだ。

③サラは、ファルマの事を知っていた。サラは、スパイの養成学校にいた時にファルマがトップの成績を持っていた。そして、ファルマもサラの事を知っていた。

④ファルマの仕事は、ロリコン議員のヤーンとの合コンだった。スパイ容疑で逮捕された少年がヤーン議員からの支援を受けていた。ヤーン議員は、何故スパイに支援していたのか調査する事になった。

⑤ヤーンと会う事になったエルナ達。エルナ達は、ヤーンのヤバさに引いていた。そして、ヤーンの仲間も紹介された。その仲間は、クラウスだった。クラウスは『鳳』とは違う仕事で来ていた。ある犯罪組織の女性が店を訪れる。ヤーンと懇意になって潜伏していた。

⑥合コン中は、ファルマによってヤーンをエルナ達に近づけさせなかった。そして、ヤーンは合コンを終わらせようとする。しかし、ある少女が店に入った事で状況が変わる。

⑦店に入った少女は、ヤーンの娘・カチャだった。カチャはヤーンの為と犯罪組織にそそのかされて、犯罪の手伝いをさせれていた。ファルマの特技『籠絡』によって隠していた感情をさらけだす。

⑧カチャに見限られたヤーンは、逃げようとするがサラによって止められる。

⑨後日、ファルマはサラを合コンに誘った理由を語る。ただ美味しい料理を食べてほしかっただけだった。

⑩二年前にファルマは、サラがスパイになったら美味しい料理をごちそうしようと考えていた。

 

2章 ラン

①ランは怯えていた。理由は、アネットだった。アネットは自身の兵器でランを追い回していた。そして、ランは逃げた先であるものを見つけた。

②モニカはファルマと話していた。過去に受けた特別合同演習に参加したのか聞いていた。モニカが圧倒的に倒されて挫折した講習。倒された方法をファルマに聞いたら何か分かるかと思い聞いたが何も分からなかった。そして、ファルマも倒された方法を調べることになる。

③モニカは、クラウスに特別合同講習の事を尋ねた。結果、モニカ達を倒したのは『焔』のメンバーだった。

④モニカは、寝室に向かう。その道中で、リリィ達がいた。リリィ達は、モニカが官能小説を持っていると勘違いしていた。原因は、ランだった。

⑤怒ったモニカは、ランの下に向かう。ランは、仕事中だった。ランの仕事は、スパイ学校の脱落者の組織『脱落論』の始末だった。

⑥『脱落論』のメンバーの一人シャオリーがモニカ達に声をかける。シャオリーの目的は、勧誘だ。しかし、モニカ・ランは勧誘を拒む。

⑦勧誘を拒まれたシャオリーは、二丁拳銃で襲いかかる。シャオリーは、跳弾を使ってくる。そして、跳弾だけではなくシャオリーは銃声に変化させてタイミングを誤認させた。

⑧シャオリーは、モニカとランの敵ではなかった。二人は、シャオリーの身柄を他のチームに渡した。

⑨モニカは、ランに特別合同講習の事を聞いた。世界最高峰のスパイに倒されてどう感じたのか。ランは、「世界は広いって感じた」「素直に憧れた」と答えた。それを聞いたモニカは自分がカッコ悪いと思った。

 

3章 クノー

①アネットは裏路地を歩いていた。そこで、あるものを見つける。

②リリィ達は、『鳳』のメンバーの会議を見た。そこで違和感があった。それは、クノーがいないことだった。クノーは、一人で行動をすることが好きだった。そして、似たような人物も『灯』にいた。それは、アネットだった。

③アネットは、裏路地で猫のオリーブを見つけていた。オリーブに興味を持ったアネットは、興味を持たせようとするが、失敗する。それを見ていたクノー。クノーは、懐かないと断言する。

④裏路地でアネットとクノーは、良く出会っていた。そこで、クノーはアネットの事を『姦邪の血族』と言う。

⑤後日、『鳳』のメンバーは『脱落論』を倒していく。

⑥『鳳』と『脱落論』の戦いによってオリーブは、死んでしまう。オリーブを殺したギャングをアネットは、殺す。

⑦アネットは、オリーブがいた裏路地に行く。そこには、オリーブの子どもがいた。だが、アネットとギャングとの戦闘でオリーブの子どもは死んでいた。

 

4章 ビックス

①『灯』と『鳳』は、合同でクラウスを襲撃しようと作戦を立てる。現金移送の時に襲撃しようと考える。

②ビックスやキュールは、グレーテに貪欲さが足りないと評価される。そう評価されたグレーテは、『灯』のメンバーに組手を頼む。だが、一勝もできなかった。寝室に着いたグレーテは、ある決意する。

③ビックスは、『鳳』に足りない物があると考えいた。それは、リーダーであるヴィンドが仲間と協力する姿勢だった。

④『灯』と『鳳』が協力してクラウスを襲撃する。だが、クラウスには手も足もでなかった。クラウスが現金のある金庫を開ける。そこには、現金がなかった。

⑤グレーテによって回収されていた。変装したグレーテがランを騙して現金を手に入れる。『灯』が協力して『鳳』を騙した。現金でクラウスを脅迫するが、失敗する。

 

5章 キュール

①『鳳』は、『脱落論』の最高幹部の暗殺の会議をしていた。

②『灯』は二つのグループに分かれていた。

 アネット・リリィ・ジビア・モニカの4人は、『鳳』にいたずらをしようとしている。

 ティア・エルナ・グレーテ・サラの4人は、エルナを布団に巻き付けた犯人を『鳳』だと疑っている。

③『鳳』は、『脱落論』の殲滅をしていた。しかし、ランの連絡がなくなる。

④ティア・エルナ・グレーテ・サラの4人は、ビックスを観察していた。ティア達に『脱落論』が接触する。しかし、ティアは適当にあしらう。

⑤リリィ達は、ランを襲撃していた。ランを捕らえたリリィ達は、ランを投石器で飛ばす。飛ばした先にビックス・ファルマがいた。

⑥ティア達は、適当にあしらった人間が『脱落論』のメンバーだと気が付く。『脱落論』のギャラックは格闘能力が高い。ティア達は、危機に陥いる。

⑦ティア達の危機を助けたのは、キュールだった。キュールは、なぜか走り出す。

⑧アネットが作った投石器でヴィンドが飛んでくる。そして、ヴィンドが『脱落論』を殲滅する。

⑨任務を終えた『鳳』は、次の任務に向かう。その前日に『灯』と『鳳』は、不死鳥の絵を描く。

 

感想

短編集面白かった!

 

本編では描かれなかった『灯』と『鳳』の蜜月。

色んなキャラのやり取りが見てましたよ。

 

特に気になったのが、アネットとクノーの会話ですよ。

二人は、一人で行動を好み、発明犯。そして、『姦邪なる血族』。ヒトという種を滅亡させる血族。

アネットが躊躇なく人を殺してしまうのは、この『姦邪なる血族』が原因なんですよね。

 

でも、全然説明されていない感じですよ。今後、この伏線が回収されるのか楽しみですよ。

 

ファルマとサラの話も好きでしたよ。スパイになったサラにご飯を奢る誓いを果たす。

 

それにしても『鳳』のメンバー強いですよね。本編ではラン以外が死亡しているので、今後の活躍が見れないのが残念ですよ。

 

そして、今年の冬には最終章がはじまる。

どんなストーリーになるのか楽しみですよ。