メリーバッドエンド

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創約とある魔術の禁書目録3巻 感想・ネタバレ

こんにちは、トマトです。

今回は『創約とある魔術の禁書目録3巻』の感想をあげたいと思います。

 

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全体のまとめ

白井黒子は暗部の一掃の為、警備員に招集される。警備員の楽丘豊富と共に暗部と戦います。

 

浜面仕上は、警備員から逃れる為に恋人の滝壺と学園都市から逃亡しようと考えます。

 

果たして浜面は、逃亡することができるのでしょうか?

ラストは、読者の予想を良い意味で裏切ってくれましたよ。

 

白井黒子は、楽丘豊富と共に暗部の構成員の碧海華麗の捕縛に向かう。しかし、事故で碧海を殺してしまう。

②浜面仕上は、暗部が一層されていることを知ると学園都市から逃亡しようと考える。

③新生『アイテム』のマンションに向かう途中、『電話の声』と遭遇する。『電話の声』からお守りを妹に渡すように託される。

④マンションに辿り着いた浜面。浜面は、捕まった滝壺を助ける為にわざと捕まる。

⑤白井と楽丘は、浜面を捕まえる。

⑥警備員の詰め所で黒子と楽丘豊は、暗部の妖宴と過愛と交戦するが、敗北する。

⑦詰め所から逃げ出した浜面と滝壺は、空港に向かう。

⑧各地で暗部の人間が警備員を虐殺する。

⑨浜面は、空路で逃げる為に偽装パスポートを作るために『工場否定』を探す。

⑩浜面は、暗部の構成員の一人べ二ゾメと出会う。

⑪浜面は、木原端数とアンドロイドのレデイバードに襲われる。そして、滝壺が体調を崩してしまう。

⑫浜面は、幽霊女のフリルサンド#Gに助けられる。

⑬『工場否定』に出会う事ができた浜面。しかし、ベニゾメに『工場否定』が殺されてしまう。

⑭黒子とベニゾメが出会う。

⑮浜面は、フリルサンド#Gから学園都市最大の禁忌の情報を聞く。その後、ヴィヴア―ナに滝壺の治療をしてもらう。

⑯黒子VSベニゾメの戦いは、楽丘の参戦で決着が着く。黒子達は、ベニゾメを倒す。

⑰黒子は、過愛と交戦する。

⑱黒子VS過愛。黒子は過愛に敗北してしまう。敗北した黒子は、楽丘に過愛を倒すように託す。

⑲楽丘は、過愛によって暴走してしまう。暴走した楽丘は、木原脳幹と交戦する。

⑳ヴィヴア―ナは、ボロボロになった楽丘と戦い勝利する。

㉑ボロボロになった楽丘は、黒子を助ける特効薬を黄泉川に渡すと倒れる。

㉒浜面は、学園都市の禁忌の情報を探す為に木原端数の研究室にいた。研究室にいたアンドロイドに襲われるが、ヴィヴァーナに助けられる。しかし、ヴィヴァーナは、死んでしまう。

㉓浜面と滝壺は、学園都市の禁忌・カキキエ隧道に向かう。

㉔浜面とフリルサンド#Gが再会する。しかし、木原端数によって消される。

㉕そこにドレンチャー=木原=レパトリが現れる。ドレンチャーの目的は、子ども達を学園都市から逃がすことだったが、フリルサンド#Gが消えた事で目的が果たせなくなった。そこで浜面に子ども達を頼む。

㉖浜面仕上VS木原端数・レデイバードと交戦する。そして、浜面仕上が勝利する。

㉗浜面は、罪を償う為に、黄泉川の所にいた。突然、黄泉川の拳銃が暴発して浜面が倒れる。

 

感想

白井黒子

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 本当にこの子は生傷が癒えませよ‼

 

警備員の要請で碧海華麗の捕縛に向かった黒子。黒子と共に碧海華麗の捕縛に向かうのは、バーコード頭の楽丘豊富でした。

 

この時の黒子の反応がめちゃくちゃ荒れてましたね。

 

そんな訳で碧海華麗の捕縛に向かった黒子。碧海の害虫に苦戦する黒子。

絶体絶命かと思われたが、楽丘の突撃で碧海は、でんきうなぎが入っている水槽に突っ込んでしまう。そして、死亡する。

 

黒子の前で殺人とか辛いですよ。

超電磁砲の最新刊で被害者だけではなく加害者も助ける信念があることが描写された後にこれですよ。加害者が死んでしまいした。

 

碧海の死亡にショックを受ける黒子でしたが、警備員は待ってくれませんでした。

次の場所に向かう事になりました。

 

コンビニで買い物をしている時に浜面を捕縛しました。

その後、侵入者である過愛と妖宴と交戦します。

過愛達がフロアをメタンで充満させて爆発させました。

 

爆発をテレポートで回避した黒子でしたが、完全に躱すことができずにダメージを負いました。

そして、その回避した先にいた浜面に治療をしてもらう。

 

暗部を追いかけて途中に黒子は、ベニゾメと交戦します。

ベニゾメに追い詰められる黒子。『アンチスキル=アグレッサー』で強化した楽丘に助けられる。

 

その後、警備員科学分析センターに侵入した過愛と交戦します。

過愛の圧倒的な手数に対応できずに黒子は、倒れてしまいます。

 

戦闘不能になった黒子は、楽丘に過愛を倒すように託します。

 

病院で御坂美琴と食蜂と同じ部屋に入院します。

 

ハンドカフスを実行する側で戦う黒子でしたが、暗部の前では手も足もでませんでしたね。

 

病院では、美琴と食蜂と同じ部屋に入院しましたね。

今回は黒子の実力は、暗部の前では歯立ちませんでした。それは、創約2巻でアンナ=シュプレンゲルに完全敗北した美琴達も同じです。

 

もしかして、今後は美琴達と共に強化して登場するんですかね。

そうだとしたら嬉しいですね。

 

楽丘豊富

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 警備員代表‼

警備員で黒子と共に行動していました。

 

序盤は、ヘタレなおじさんかと思ったらベニゾメ戦で筋骨隆々の姿で現れたのには、びっくりしました。

 

いや、だって。あんなおじさんがあんな筋骨隆々で現れるなんて予想できませんよ。

まあ、警備員で前線で戦っているのでなにかあるとは思っていましたけど・・・。

 

彼って過去に木原を殺しているんですよね。木原の実験を知っていると、暗部が許せないのが分かりますよ。

 

過愛との戦いで楽丘は、暴走しました。

暴走した楽丘は、木原脳幹と交戦します。

 

そして、警備員と合流した楽丘は、黒子に治療薬を渡して倒れます。

 

楽丘って黄泉川先生の対比だと思うんですよね。

暗部の事件で子どもを殺して、子どもを守る為に暗部に所属している子どもを殺してまで子どもを守ろうとしているのが楽丘豊富。

暗部の事件で子どもを殺して、その罪を償う為に暗部に所属している子どもに銃をむけずに子どもを守ろうとしているのが黄泉川先生。

 

花露過愛&妖宴

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この二人、グロいですよ。

え?生きた人間を腐らせるなんてえぐすぎですよ。

マリアンも相当えぐかったですけど、この二人もえぐいです。

 

この二人の終わり方もえぐいですけど。

 

過愛は、自身を分解してそこら中の空気に漂いました。

妖宴は、過愛を追いかけて自身を希釈して失敗。

 

ベニゾメ=ゼリーフィッシュ

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暗部のパパラッチです。

最高の一枚を撮るためならいくらでも場をかき乱す暗部。

 

彼女は、たった一枚の写真が世界を変えた事でカメラの魅力にとりつかれました。

写真一枚が一人の人間を世界中から糾弾の対象にできたことが彼女にとって喜びになりました。

 

ヴィヴァーナ=オニグマ

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暗部の中でも善性の一人。

拷問の研究をしていたら暗部に辿り着いた一人でした。

 

彼女は、印象的でしたね。

趣味が拷問の研究なのに彼女が作中でした事は、善か悪かと考えれば、善でした。

 

滝壺の治療をしたり、見ず知らずの女の子の為に命を張って戦い。最後には、浜面達を庇って死亡しました。

 

ただ一言・・・ヒーローですか。

もうね、この子の退場シーンが辛かったですよ。

 

最後に聞きたかった言葉が

「ありがとう」

 

なんでこんな良い子が暗部に堕ちたんですか。

 

オニグマ・加群先生と暗部の中でも善性の人間の退場シーンが毎回辛いんですよ。

本当にこんな終わり方で彼らが納得しているのが許せないんですよ。

 

幸せに過ごして欲しいもんですよ。

 

レデイバード

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レデイバードは、木原端数によって造られた作品です。

レデイバードは、様々な能力を使って浜面を襲いました。

烈風を起こしたり、炎を出したり、複数の能力を使っていました。

 

レデイバードは、他人の脳を捕食して取り込むことで複数の能力を使う事ができました。

 

彼女って優しいアンドロイドなんですよね。

人間が大好きで人間の役に立てることが彼女にとって幸せでした。

しかし、彼女は自身の秘密を知ると後悔しました。

 

彼女は、暴走して子どもの脳を泣きながら捕食しようとします。

 

しかし、最後の最後に浜面に自分から殺されるように行動しました。

 

木原端数

 安定のクズ‼

木原一族です。

 

木原の中でも大物らしいので木原幻生と同じくらいの地位にいるかもしれませんね。

彼は、レデイバードを作りました。

 

レデイバードが浜面によって倒された後、浜面に殺されないようにあがきますが、意味はなく死亡しました。

 

ドレンチャー=木原=レパトリ

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 彼は、子どもを守る為に木原を名乗っていました。

 

最後は、木原端数から子どもを守るために死亡しました。

 

フリルサンド#G

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ドレンチャー=木原=レパトリが作成した人工幽霊です。

 

彼と一緒に子どもを守っていました。子どもを守る為なら殺人だって起こします。

彼女の戦闘能力は、高く垣根や美琴を超えています。その戦闘力で子どもを守っていました。

 

木原脳幹

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彼も学園都市に帰っていました。

しかし、クロウリーに再会する為に学園都市から逃れました。

 

わざと楽丘豊富に倒される形で死を偽装しました。そして、下水道を経由する事で学園都市の外に出ました。

 

外にでた彼は、クロウリーと再会しました。

 

創訳でも彼が活躍するんすね。

楽しみです。

 

それにしてもロマンを愛する彼にとって自身の死を証明する為に子どもを泣かしてしまった事に後悔するのは、脳幹先生らしいと思いました。

 

浜面仕上

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愛する人を守るためなら木原すら殺してしまうヒーローです。

 

もうね、ガチでカッコ良かったよ。この人は。

 

暴走する人間が多い中、彼は自身を保つことができました。

それは、アンナ=シュプレンゲルにとって予想外なことでした。

流石浜面ですね。色んな人間の予想を超えていきますね。

 

ニコラウスの金貨の呪縛から逃れることができたのは、浜面だけでした。

彼って要所要所で英断するんですよね。

 

新約1巻でもそうでした。

パワードスーツの補助を外して敵を倒しました。

今回も一番大事なところは自身の力で乗り越えました。

 

浜面がイレギュラーになれる理由って『愛』じゃないのかと思ってしまうんですよね。

浜面が『愛』を持って戦う時は、浜面仕上の普段のスペック以上の事ができるんだと思います。

園都市の王だったアレイスター=クロウリーの『計画』でイレギュラーになった浜面。

クロウリーは、自身を愛してくれる存在がいませんでした。そして、自身の愛を受け入れてくれる存在もいませんでした。

 

だから、浜面のことが計算できなかったんだと考えてしまいます。

 

行動不能になる3主人公

創約に入ってから3主人公が倒れてしまいました。

 

上条さんは、アンナ=シュプレンゲルとの戦いで半死体。

一方通行は、自身の行動を制御して表舞台にはでれない。

浜面仕上は、黄泉川が所持していた銃が暴発して死んだ。

 

今までは、なんだかんだ戦いを乗り越えても戦い続けることができた3主人公。

それが、今は動けなくなってしまいました。

ここからは、妄想になりますけど。

 

これってアレイスターやコロンゾンといった大人が作り上げた世界が崩壊したからだと思うんですよね。

 

特に学園都市です。

恐らく学園都市は、上条さんが死なないように制御されていたんだと思います。

クロウリーにとって上条さんは、『計画』の要。そんな彼が死なないようにクロウリーが裏で制御していた。

 

しかし、クロウリーが学園都市を離れた事でその制御がなくなりました。

だから、その制御下から外れた世界では、今までの理屈が通用しなくなり、3主人公が行動不能になったんだと考えます。

 

最後に

次巻も楽しみです。