メリーバッドエンド

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とある魔術の禁書目録6巻その③風斬の正体

とある魔術の禁書目録6巻の感想をあげたいと思います。

 

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dengekibunko.jp

 

前回の内容

tako931.hatenablog.com

 

内容

第三章 閉鎖化 Battle_Cry

 シェリーと交戦する警備員。

 シェリーは、ゴーレムであるエリスで応対する。

 警備員の武器では、手も足も出なかった。

 

 上条さんの目の前に広がっていたのは、シェリー倒された警備員だった。

 警備員の一人が上条さんに声をかける。

 「そこの少年!そこで一体何をしてんじゃん⁉」

 上条さんは、警備員に止められるが進む。

 

 そして、シェリーを見つける。

 シェリーは、上条さんを見つけると攻撃を仕掛ける。

 「別に何でも良いのよ、何でも。ぶち殺すのはあのガキである必要なんざねえし」

 上条さんは、耳を疑った。

 シェリーの投げやりの言い方に。

 シェリーは、自分の目的を言う。

 戦争の火種が欲しいと。

 上条さんシェリーが交戦中に警備員の一人がライフルを掴んで来た。

 そして、発砲する。

 エリスの足が止まった瞬間に警備員が上条さんを守るために前に立つ。

 ライフルでエリスの足は止まっているがそれだけでは現状を打破できない。

 上条さんは、隙を狙ってエリスに攻撃を仕掛けようとするが、風斬が出てきた。

 

 警備員が発砲した弾が、跳弾によって風斬に当たる。

 上条さんは、風斬に近づく。

 そして、驚愕する。風斬の傷口を。

 

 風斬の傷口をよく見ると、肌色の三角形が浮いていた。

 

 上条さんや警備員だけではなくシェリーも驚いて攻撃の手を止めていた。

 風斬は、自分の姿を見て取り乱していた。

 

 シェリーは我を取り戻して、風斬を攻撃した。

 普通の人間であるならば死んでしまう攻撃を受けても風斬は、動いた。

 そして、風斬はその場を逃げ出した。

 シェリーも追いかけた。

 

 黒子は、インデックス達を外に避難さした後、上条さん達がいた場所に戻る。

 しかし、誰もいなかった。

 

 上条さんシェリーを追いかけていた。

 小萌先生から電話が来た。

 電話の内容は、風斬についてだった。

 

 風斬は、AIM拡散力場によって作られた人間だった。

 熱・静電気など人間を構成するデータが存在すれば人間になるかもしれない。

 能力者が無意識に微弱の力を放出している。一人一人の力は微弱でも数が集まって、一人の人間を構築している。

 

 その事実を知って上条さんは、ひどいと言う。

 それを聞いて小萌先生が怒る。

 上条さんから見た風斬氷華という人間はどうでしたか?ただそこに佇んでいるだけの命も心もないはかない幻想にすぎないのか。

 

 上条さんは、そんなことないと否定する。

 小萌先生は、それを聞いて安心する。そして風斬のことを大切な「お友達」と言った。

 

 そして、小萌先生との電話を終える。

 上条さんは、風斬を守るための手段を探す。

 その時、自分の背後に誰かいることに気が付く。

 「そうだよな」

 少年は笑った。

 「くっだらねえ。そりゃ誰だってそう思うだろうさ。なあ、上条当麻。」

 そこには最後の切り札があった。

 

 シェリーに攻撃される風斬。

 攻撃されながら風斬は、絶望する。

 

 逃げようと考えるが、分からない。

 どこに逃げたらいいのか?

 もしもインデックスが風斬のことを化け物だと知ったら何て思うんだろうか?

 一緒に遊んでくれるのか?

 あのインデックスと過ごした時間を取り戻すためには、何かにすがるしかなかった。

 でも風斬には、それが無かった。

 

 エリスの巨大な腕が風斬に襲い掛かる。

 風斬は、目を瞑ってこれから来るであろう苦痛に覚悟した。

 

 しかし、衝撃は来なかった。

 

「待たせちまったみたいだな」

 

 目を開けると上条当麻がいた。

 上条さんだけではなかった。そこにいたのは、警備員の人達だった。

 呆然としている風斬に向かって上条さんは、告げる。

「今からお前に見せてやる。お前の住んでいる世界には、まだまだ救いがあるってことを」

 彼女は知る。

 闇に閉ざされたとしても光を用いて助けてくれる存在を。

 暗がりの中で、溺れている人の手を掴んでくれる存在を。

 少年は告げる。

「そして教えてやる!お前の居場所は、これくらいには簡単には壊れないってことを!!」

 

 上条さん・警備員とシェリーの戦いが始まる。

 警備員が発砲する。

 それをシェリーは、エリスを盾にして身を守る。

 警備員が発砲するのを突然止めることによってシェリーを怯ませる。

 その隙に上条さんシェリーに近づく。

 そして、シェリーを殴る。

 

 シェリーは逃げる。

 上条さんは考える。何故、シェリーは逃げたのか?

 そして答えを出す。戦争の火種を作る為にインデックスを狙ったことに気が付く。

 

登場人物の感想

上条当麻

 今回の上条さんはカッコイイですね。目の前に困っている人間がいれば、誰であろうと助ける。それが上条さんの良いところですね。

風斬氷華

 正体は、人間じゃなかったですね。AIM拡散力場によって構築された人間。相変わらず鎌池先生は、残酷な設定を作りますね。今回は完璧にヒロインでしたね。自分が化け物だと思っていたが上条さんに助けられた時の描写は、良かったですね。

シェリー=クロムウェル

 戦争の火種が欲しいと言っていましたが何が目的でしょうか?

 

続きはこちら

tako931.hatenablog.com